Tシャツを着替えるようにウェブページも着替えよう!
テーブルデザインから「ハイブリッド・デザイン」へ
ウェブログではじめてCSSにふれる初心者にも最適
Webページのメンテナンス性やアクセシビリティを向上させ、「検索にヒットしやすい」サイトを構築するには、スタイルシートを導入して「コンテンツとデザインの分離」を心がけることが大切です。その一方で、今まで馴れ親しんできた「テーブルタグ」デザインからなかなか脱却できず、CSSは「ちょっとしたWebの装飾」といったレベルでとどまっているのが、Webデザインの現場の悲しい現実です。
そんな中、本書は「CSSオンリーのレイアウト」という次のステージを目指して、正しいスタイルシートの使い方をやさしく導きます。既存の「テーブルタグによるデザイン」に限界を感じ、新しいWebデザインの潮流を吸収したい意欲的なWebデザイナーには大きな刺激となることでしょう。さらに、すぐにはCSSオンリーのレイアウトに移行できないという方には、テーブルデザインとCSSデザインの折衷である「ハイブリッド・デザイン」も紹介しています。
また、いま流行りの「ウェブログ」サイトを立ち上げている個人ユーザーが、はじめてCSSにふれるときの一冊としてもたいへんお勧めです。著者の有坂さん自身、自らのウェブログをレイアウトする際に「CSSオンリーのWebデザインに戸惑った」という経験があり、これが本書のような「CSSの考え方」を吸収できる入門書の執筆につながっています(本書の「あとがき」を参照)。
なお本書は、CSSプロパティを網羅的に解説したり、さまざまなノウハウを集めて紹介するような参考書とは趣が異なりますので、実際にWebデザインを行う際には、別途「スタイルシート辞典」のようなリファレンスを用意されることをお勧めします(本書を読むうえでは無くても困りません)。
●環境
本書では、2000年ごろから登場した「CSS1をほぼサポートし、CSS2の一部の機能も実現している」Webブラウザ(本書では「モダンブラウザ」と呼ぶ)をターゲットとしています。具体的にはMicrosoft Internet Explorer 5以降(Windows版はとくに5.5以降)、Netscape 6以降、Opera 6以降、Mozilla、Safariといったブラウザです。