ORACLE MASTER資格概要

3つの分野と4つのレベル

ORACLE MASTER(オラクル認定資格制度)とは、日本オラクル株式会社がOracle製品に関する技術力を認定する制度です。
ORACLE MASTERは、特定の職種に求められるOracle製品に関する幅広いスキルを認定します。資格体系は職種ごとに「Database」「Developer」「Application Server」の3分野(トラック)が、対応する製品のバージョンごとに設定されています。Databaseトラックは「Bronze(10g以降)」「Silver」「Gold」「Platinum」の4レベル、Developerトラック、Application Serverトラックは「Silver」「Gold」の2レベルが設定されています。上位資格を取得するには、下位の資格を取得していることが条件とされ、段階的なステップアップが可能です。

認定資格体系

※Database トラックの9i 資格には、Bronze レベルはありません。Oracle Silver Fellow という名称で、同等のレベルが設定されています

上記3 トラック以外に、特定専門領域やテクノロジについての専門スキルを認定する「ORACLEMASTER Expert プログラム」も用意されています。

Databaseトラック

企業向けリレーショナルデータベースOracle Database の管理者を対象にした資格です。Oracle Database の製品バージョン別に、9i、10g、11g についての資格が実施されており、各バージョンとも「Bronze(10g 以降)」「Silver」「Gold」「Platinum」の4 レベルに分かれています。

Oracle Database 11g対応

Oracle Database 11g に対応したDatabase トラックの資格として「ORACLE MASTER Oracle Database 11g」が設定されています。Oracle Database 11g を用いたデータベースの構築から管理、保守・運用までを行える技術を有していることが認定されます。2008 年9 月現在、開始されていない試験もあります。最新の実施状況は日本オラクル株式会社のWeb サイトをご覧ください。

Bronze

データベース管理者としての第一歩となるエントリーレベルです。DB管理の概要やSQL文の基本を理解し、Oracle Enterprise Managerなどを活用して、簡単なOracle Database 11gの管理を行えることを認定します。
ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 11gは、「Bronze DBA11g(試験番号:1Z0-018J)」「11gSQL基礎I(試験番号:1Z0-051J)」(2008年8月頃提供開始予定)の2試験に合格することで認定されます。ただし、11gSQL基礎Iの代わりに、「Bronze SQL基礎I (試験番号:1Z0-017J)」の1試験、または「SQL(試験番号:1Z0-011J)」と「Oracle入門(試験番号:1Z0-012J)」の2試験を選択することも可能です。

Silver

Oracle Database 11gのインストールや環境構築、通常時のバックアップ/リカバリなど、大規模データベースの管理者として必要な知識を一通り身に付けていることを認定します。
ORACLE MASTER Silver Oracle Database 11gは、「Silver DBA11g(試験番号:1Z0-052J)」(2008年8月頃提供開始予定)に合格することで認定されます。

Gold

Oracle Database 11gを効率的に運用するためのパフォーマンス診断やそれに基づくチューニング、障害状況に応じたリカバリ、各種リソースの管理に関する知識を身に付けていることを認定します。
ORACLE MASTER Gold Oracle Database 11gは、「Gold DBA11g(試験番号:1Z0-053J)」(提供開始時期未定)に合格するほか、日本オラクル株式会社が開催する指定研修コースを1クラス受講することで認定されます。指定研修コースの詳細については、日本オラクル株式会社のWebサイトをご覧ください。

Plutinum

最高度の技術力を持つOracle技術者であることを、実機を用いた実技試験によって認定します。
ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 11gは、「ORACLE MASTER Platinum Oracle Database11g 実技試験」(予定)に合格するほか、日本オラクル株式会社が開催する指定研修コースを2クラス受講することで認定されます。指定研修コースの詳細については、日本オラクル株式会社のWebサイトをご覧ください。

Oracle Database 10g対応

Oracle Database 10g に対応したDatabase トラックの資格として「ORACLE MASTER Oracle Database 10g」が設定されています。Oracle Database 10g を用いた、データベースの管理、保守・運用などを行える技術を有していることが認定されます。

Bronze

10g資格から設定された、データベース管理者としての第一歩となるエントリーレベルです。DB管理の概要やSQL文の基本を理解し、Oracle Enterprise Managerなどを活用して、簡単なOracle Database10gの管理を行えることを認定します。
ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 10gは、「Bronze DBA10g(試験番号:1Z0-041J)」「Bronze SQL基礎I(試験番号:1Z0-017J)」の2試験に合格することで認定されます。ただし、Bronze SQL基礎Iの代わりに、「SQL(試験番号:1Z0-011J)」と「Oracle入門(試験番号:1Z0-012J)」の2試験を選択することも可能です。

Silver

Oracle Database 10gのインストールや環境構築、通常時のバックアップ/リカバリなど、大規模データベースの管理者として必要な知識を一通り身に付けていることを認定します。
ORACLE MASTER Silver Oracle Database 10gは、「Silver DBA10g(試験番号:1Z0-042J)」に合格することで認定されます。

Gold

Oracle Database 10gを効率的に運用するためのパフォーマンス診断やそれに基づくチューニング、障害状況に応じたリカバリ、各種リソースの管理に関する知識を身に付けていることを認定します。
ORACLE MASTER Gold Oracle Database 10gは、「Gold DBA10g(試験番号:1Z0-043J)」に合格するほか、日本オラクル株式会社が開催する指定研修コースを1クラス受講することで認定されます。指定研修コースの詳細については、日本オラクル株式会社のWebサイトをご覧ください。

Plutinum

最高度の技術力を持つOracle技術者であることを、実機を用いた実技試験によって認定します。
ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 10gは、「ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 10g 実技試験」に合格するほか、日本オラクル株式会社が開催する指定研修コースを2クラス受講することで認定されます。指定研修コースの詳細については、日本オラクル株式会社のWebサイトをご覧ください。

本試験は2008年8月末をもって終了いたしました。

Oracle9i Database対応

Oracle9i Database に対応したDatabase トラックの資格として「ORACLE MASTER Oracle9i Database」が設定されています。Oracle9i Database を用いた、データベースの管理、保守・運用などについての知識や技術を有していることが認定されます。
Oracle Silver Fellow は正式な認定資格ではなく「合格証明」という位置付けですが、Silver 資格に認定されるための前提条件になっています。

Silver Fellow

9i資格でのみ設定されているOracle Silver Fellowは、Oracle Database管理者としての知識が問われるBronzeとは異なり、Oracle Databaseのユーザーための合格証明です。Bronzeと同様、問われる内容はエントリーレベルです。
Oracle Silver Fellowは、「SQL(試験番号:1Z0-011J)」と「Oracle入門(試験番号:1Z0-012J)」の2試験に合格することで認定されます。

Silver

Oracle9i Databaseのインストールや環境構築、通常時のバックアップ/リカバリなど、大規模データベースの管理者として必要な知識を一通り身に付けていることを認定します。
ORACLE MASTER Silver Oracle9i Databaseは、「Oracle9i DBAI(試験番号:1Z0-031J)」に合格することで認定されます。

Gold

Oracle9i Databaseを効率的に運用するためのパフォーマンス診断やそれに基づくチューニング、障害状況に応じたリカバリ、各種リソースの管理に関する知識を身に付けていることを認定します。
ORACLE MASTER Gold Oracle9i Databaseは、「Oracle9i DBAII(試験番号:1Z0-032J)」「Oracle9i パフォーマンス・チューニング(試験番号:1Z0-033J)」の2試験に合格するほか、日本オラクル株式会社が開催する指定研修コースを1クラス受講することで認定されます。指定研修コースの詳細については、日本オラクル株式会社のWebサイトをご覧ください。

Platinum

最高度の技術力を持つOracle技術者であることを、実機を用いた実技試験によって認定します。
ORACLE MASTER Platinum Oracle9i Databaseは、「ORACLE MASTER Platinum Oracle9i Database 実技試験」(2008年8月末終了予定)に合格するほか、日本オラクル株式会社が開催する指定研修コースを2クラス受講することで認定されます。指定研修コースの詳細については、日本オラクル株式会社のWebサイトをご覧ください。

本試験は2008年8月末をもって終了いたしました。

Developerトラック

アプリケーション開発者向けの資格です。9i、10g 対応資格が設定されていますが、Silver レベルは、バージョンに依存しない、9i/10g 両対応のものとなっています。

ORACLE MASTER Silver Oracle PL/SQL Developer

ORACLE MASTER Silver Oracle PL/SQL Developerは、「PL/SQLプログラミング(試験番号:1Z0-147J)」と、「Bronze SQL基礎I(試験番号:1Z0-017J)」の1試験、または「SQL(試験番号:1Z0-011J)」と「Oracle入門(試験番号:1Z0-012J)」の2つの試験に合格することで認定されます。

ORACLE MASTER Gold Oracle9i Forms Developer

Oracle9i Forms Developerを利用して、Java Beansの埋め込みやメニューのカスタマイズ、レポートやグラフの呼び出しなど、実用的なアプリケーションを開発できる技術者を認定します。
ORACLE MASTER Gold Oracle9i Forms Developerは、「Oracle9i Forms Developer(試験番号:1Z0-141J)」に合格することで認定されます。ORACLE MASTER Silver Oracle PL/SQL Developer資格の取得が認定の前提条件となっています。

Application Serverトラック

アプリケーションサーバ管理者向けの資格です。現在、9i、10g の各バージョンに対応した資格が提供されています。

ORACLE MASTER Silver Oracle Application Server 10g

現代のビジネスに必須の、Webベースの情報システムを構築、運用する技術者のための資格です。
日本オラクル株式会社のSOA対応ミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware」の基盤である、J2EEアプリケーションサーバ「Oracle Application Server 10g」について、体系的な知識と技術を身に付けていることが認定されます。ORACLE MASTER Silver Oracle Application Server 10gは、「Silver OracleAS 10g(試験番号:1Z0-311J)」に合格することで認定されます。

ORACLE MASTER Gold Oracle Application Server 10g

Oracle Application Server 10g管理の上級者としてのスキルを認定されます。さまざまな高可用性機能、パフォーマンスチューニング、BI(Bussiness Intelligence)コンポーネントの実装方法、バックアップ / リカバリなど、より広範で複雑な知識が問われます。
ORACLE MASTER Gold Oracle Application Server 10gは、「Gold OracleAS 10g(試験番号:1Z0-312J)」に合格するほか、日本オラクル株式会社が開催する指定研修コースを1クラス受講することで認定されます。
ORACLE MASTER Silver Oracle Application Server 10g資格が認定の前提条件となっています。

ORACLE MASTER Silver Oracle9i Application Server

Oracle9i Application Serverのインストールやアーキテクチャ、および各コンポーネントの設定や基本操作に関する体系的な知識を身に付けていることを認定されます。
ORACLE MASTER Silver Oracle9i Application Server は、「Oracle9i AS:Basic Administration(試験番号:1Z0-301J)」「SQL(試験番号:1Z0-011J)」「Oracle入門(試験番号:1Z0-012J)」の3試験に合格することで認定されます。

Expertプログラム

「特定専門領域もしくはテクノロジについての専門スキル」を有していることを認定されるのが「ORACLE MASTER Expert プログラム」です。RAC(Real Application Clusters)やLinux、BI(Business Intelligence)など、より専門的な力が問われます。
原則的に1 つの試験に合格することで認定されますが、日本オラクル株式会社が開催する指定研修コースの受講や別の資格取得など事前要件が必要な場合があります。指定研修コースなどの詳細については、日本オラクル株式会社のWeb サイトをご覧ください。

Oracle Database 10g: Real Application Clusters Administrator Certified Expert

「壊れにくく復旧しやすい」システムをOracle Databaseで実現する「Real Application Clusters」(RAC)という技術に特化した資格です。RAC環境のデータベースの設計、構築から、運用、障害対応までを行える技術者であることが認定されます。
Oracle Database 10g: Real Application Clusters Administrator Certified Expertは、「Oracle Database 10g R2: Administering RAC(試験番号:1Z0-048J)」に合格することで認定されます。
また、ORACLE MASTER Gold Oracle Database 10g以上の保有、もしくは日本オラクル株式会社が開催する指定研修コースの受講が資格取得の前提条件として設定されています。

Oracle Database 10g: Managing Oracle on Linux Certified Expert

WindowsなどほかのOSと比べて初期投資を抑えられることや拡張性の高さなどの理由から、Linux OSでシステムを構築する企業が増えています。この資格を取得することで、Linux OS上でOracle Databaseを円滑に構築・運用するために必要となるスキルを身に付けていることが認定されます。
Oracle Database 10g: Managing Oracle on Linux Certified Expertは、「Oracle Database 10g:Managing Oracle on Linux for DBAs(試験番号:1Z0-046J)」に合格することで認定されます。
また、ORACLE MASTER Silver Oracle Database 10g以上を保有、もしくは日本オラクル株式会社が開催する指定研修コースの受講が資格取得の前提条件として設定されています。

Hyperion Essbase 9.2 Developer Certified Expert

BI (Business Inrelligence)の領域に対応する資格です。分析アプリケーションの開発環境を提供する多次元データベース「Hyperion Essbase」について、体系的な知識、技術を身に付けていることが認定されます。データの設計や最適化、高次元構築ルールの設計、計算スクリプトの作成・制御やレポートの作成まで、高度な技術が問われます。
Hyperion Essbase 9.2 Developer Certified Expertは、「Hyperion Essbase 9.2 Developer(試験番号:1Z0-276J)」に合格することで認定されます。

移行試験概要

既にORACLE MASTER資格を保有している人が新しいバージョンの資格にアップグレードできるよう、移行試験が設定されています。たとえば、10g Gold資格保有者が「Gold DBA11g 新機能」試験に合格することで、11g Gold資格の認定を受けることが可能です。9i、10g資格(Database トラック)保有者のための移行試験は、それぞれ以下のとおりです

10g資格(Database トラック)保有者のための移行試験

9i資格(Database トラック)保有者のための移行試験

そのほか、9i(制度改正前)以前の資格についても、移行試験が用意されているものがあります。各資格の移行試験については、日本オラクル株式会社のWebサイトをご覧ください。

受験方法

ORACLE MASTERは、プロメトリック株式会社の試験会場で受験することができます。

受験までの流れ

受験までの大まかな流れは以下のようになります。

  1. プロメトリック株式会社のWebサイト、またはFAX、フリーダイヤルで試験予約を行う
  2. メールやFAX、郵送などで送られてくる「確認書」を受け取る
  3. 予約したテストセンターにて受験する
  4. 受験後に渡される「スコアレポート」に沿って合否の確認を行う

受験方法の詳細は、日本オラクル株式会社のWebサイト、およびプロメトリック株式会社のWebサイトをご覧ください。

試験対策書

ORACLE MASTERの対策書は出版各社から刊行されています。翔泳社からは、EXAMPRESSシリーズとして、「オラクルマスター教科書」というラインナップが刊行されています。

主催者公式サイト