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プロジェクトを成功させるための絶対条件、成功しそうなプロジェクトしか引き受けないこと。
制約条件やリスクが少ないプロジェクト、自分が過去に経験したプロジェクトに似ているプロジェクト、判断基準は何だっていい。これだったら成功させる自信がある、と思えるプロジェクトを自分で選ぶ。そして、それ以外のプロジェクトには見向きもしない……。
“NO”と言わなければならないのは営業マンもPMも一緒。
ところが、一見簡単そうに見えて、やってみるとこれが結構難しい。
理由はいくつか考えられる。たとえば、どこの会社でもPMは不足しているらしく、個人の勝手にはさせてくれない。会社にはPMを遊ばせておくだけの余裕がない。
さらに、最近は制約条件やリスクが少ないプロジェクトなんてないも同然。
むしろ、制約条件やリスクだらけのプロジェクトが当り前だ。次々と新しい技術が登場してくるせいで、過去に経験したことがあるプロジェクトなんていう贅沢も言ってられない……。
プロジェクトを選んでいられるような時代じゃない!? たしかにそうかもしれない……。だけど、それでもNOと言わなければならない瞬間がある。
それは、ヤバいプロジェクトを押し付けられそうになったとき……。
やる前からすでに赤字になることが決まっているプロジェクト。
プロジェクト成功の判断基準である利益を出すということが不可能になっている時点でヤバい……。前任者のPMが、何らかの理由でリタイアしたプロジェクト。何かとてつもない原因がありそうでヤバい……。しかも次に引受けるPMがなかなか決まらないプロジェクト。
ますますヤバい……。
「伊藤君にやって欲しいプロジェクトがあるんだ」と上司のA部長が言った。
「どんなプロジェクトですか?」と伊藤は聞いた。
「〇■電気のWebサイトの開発だ。伊藤君、Webサイトの開発得意でしょ?」
「ええ、まあ……」
敵はこんな感じで押し付けようとする。手馴れたもの。
「たしか、もうプロジェクトはスタートしてますよね。PMはBさんじゃ?」と伊藤は言った。
「そうだ。ところがそのBさんが入院してしまったんだよ」とA部長が言った。
「入院ですか! 病名は?」
「鬱病らしい。ストレスが原因だということだ」
「ほかに、その、誰か……」
「君しかいないんだよ伊藤君!納期は厳しいし、予算も限られている。誰も引受けようとしないんだ」
「……」
「実は、成功しそうな要因が何一つ見つからないんだ!」
新人PMはヤバいプロジェクトを押し付けられやすい。
でも、敵はいろんな方法で攻めてくる。スキルアップだとか、キャリアアップだとか、耳障りの良い言葉を並べて。場合によっては報酬アップをちらつかせるかもしれない。
だけど、よく考えてみよう。本当に自分に出来そうかどうか、時間をもらって、冷静になって。あとで後悔するくらいなら、はじめから勇気をもってNOと言うべき。
プロジェクトの選択はPMの大事な仕事の一つなのだから、妥協はするべきじゃない!
ヤバいプロジェクトには手を出すな!火傷するだけじゃすまされない。
断る勇気も、時には必要なのだ!
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【近況報告】
今日9月1日は、僕にとって記念すべき大事な日です。会社が変わったんたんです。転職というやつです。これを機会に心機一転頑張ります!この連載も2週間に1回のペースで続けていきたいと思っています。これからもよろしく!
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