プロのコピーライターでもないのに、広告やカタログ、ダイレクトメールなどの販売物、ネット広告、ウェブサイトでの商品紹介ページなど、広告や宣伝のための文章を書かなくてはならないという方、朗報です。短いキャッチコピーだけのノウハウ本はあっても、長めのコピーについてはほとんど触れられてきませんでした。本書は、初心者でも基本的な考え方とコツがわかる、コピーライティングの実用書です。
広告やカタログ、ウェブサイトできちんと効果の出る宣伝文の書き方はもちろん、定番キャッチコピーだけでなく、リードコピーやボディコピーといったロングコピー、ネット広告のテキストなど、長い文章の書き方もしっかり伝授します。モノを売りたい、コピー作りに悩むビジネスマン、ショップのオーナー、コピーライター初心者にとって、即効性があり長く使える、本当に役立つノウハウが満載です。
「ほぼ日刊イトイ新聞 ―イトイの読んだ本」で紹介された『「売る」コピー39の型』(翔泳社刊)著者が教える、コピーライティングの実用ノウハウ本第二弾です。
その(1) 「売る」文章が書けるかどうかは、書く前に決まる!
その(2) 書くための<仕入れ>で商品を知りつくす
その(3) 文章を書く前に<リストアップ>で商品を知りつくす
その(4) <ユーザー視点>で商品を考えてみる
その(5) 商品を知りつくすために<メリットを引き出す>
その(6) メリットと欲望を結びつけよう
コラム ちょっと休憩 マインドマップ発想でスラスラ書く
その(7) 誰に伝えたいのか?すべての人向けでは伝わらない
その(8) 表現は伝えたい相手のことをよく考えて
その(9) 訴求ポイントはベストメンバーで臨む
その(10) 訴求ポイントの優先順位を考えよう
その(11) いろいろな切り口から見込み客を考えよう
コラム ちょっと休憩 20世紀最高は、21世紀ではどうだろう?
その(12) どんなコピーにも共通する「基本構造」があった!
その(13) 必要なのは起承転結ではなく「シナリオ」だった!
その(14) 伝える相手を具体的に思い浮かべてみよう
その(15) 「一人二役」で大ざっぱなセンテンスをさくさく書き進めよう
その(16) センテンスを整えるには「簡潔さ」が大事
その(17) メリハリをつけて説得力のあるコピーにする
その(18) すべては第一センテンスで決まる
その(19) センテンスをまとめるふたつのコツ
その(20) リズムは短く長く、長く短く
その(21) 「です・ます」か「である」調か。語尾に変化をつけよう
その(22) 「メリット」を強調しないと読み手の心は動かない
その(23) 表記ルールを確認して無駄な労力を省こう
その(24) 一晩寝かせてうまさを出す
コラム ちょっと休憩 早く上達したいなら、ネタ帳をつくろう
その(25) <お悩み解決型>シナリオで共感させる
その(26) <ハッピー先出し型>シナリオでワクワクさせる
その(27) <特徴アピール型>シナリオで感心させる
その(28) <論より証拠型>シナリオで信用させる
その(29) <ハリウッド映画型>シナリオで感動させる
その(30) コピーはシナリオでこんなに変わる
その(31) 書き出しは不安や不便から始める
その(32) 「おススメ」からズバリと始めるアプローチ方法
その(33) 流行や事実から始めて説得する
その(34) 本当に役立つイントロの技術 <第三者の評価や売れゆきを示す>で始める
その(35) 本当に役立つイントロの技術 <商品開発ストーリー>で始める
その(36) 本当に役立つイントロの技術 <想像させる>で始める
その(37) 本当に役立つイントロの技術 <選択ポイントの提案>で始める
その(38) 本当に役立つイントロの技術 <比較>で始める
その(39) 本当に役立つイントロの技術 <違いを示す>で始める
その(40) 本当に役立つイントロの技術 <最適な相手を示す>で始める
その(41) 情景が目に浮かぶように書く
その(42) 感覚に訴える描写でイキイキと表現する
その(43) くっきり具体的に!イマジネーションを刺激する
その(44) 読み手の気持ちを思いやる想像力をもつ
コラム ちょっと休憩 漢字の量と、読みやすさは比例するか?
その(45) キャッチコピーを作るコツ<その1> ボディコピーを活用する
その(46) キャッチコピーを作るコツ<その2> ニーズの状況から考える
その(47) リードコピーのよい使い方とは?
その(48) コピーを短くまとめる技術
その(49) コピーをうまく増やす技術
その(50) 読みやすさをアップさせる技術
その(51) コピーを効果的に伝える技術
コラム ちょっと休憩 さて困ったぞ、セオリーが通用しない
ジョニーウォーカー さん
2010-08-19
この本が一読に値するか否かは、2~5Pの文章を読んで判断するといい。最後まで読んでしまったあなたは、きっと本書を持ってレジに並ぶことになる。とくに、キャッチコピーは書けるのに長いコピーが書けないという若いコピーライター、普段から自分でコピーを書いているメーカー・小売店の販促担当者などにはかなり役立つ一冊だと思う。恥ずかしながらキャリア9年目の自分にとっても“使える”ノウハウが満載だった。有名クリエイターの仕事術や発想法もいいけれど、本当に必要なのって意外とこういう地道なスキルだったりする。
Yasomi Mori さん
2019-08-14
広告効果改善のために一読。コピーの基本構造「1.メリットを伝え、2.メリットを実現する機能・特徴を説明し、3.特徴の品質を証明する」を提示したうえで、具体的に書く際のポイントが解説されていて参考になる。商品の良さを知り尽くせ、スペックではなくメリット、ペルソナを立てろ、訴求ポイントは3つまで、第一センテンスがすべて…等々。個々の内容を取り出せば色々な場所で見聞きするような話だけど、一冊の本として体系化してあるところに価値を感じる。2、3時間でさくっと読めるので、社内メンバーにも薦めやすい。
くろまによん さん
2021-01-29
いいね。まぁ中身はだいたい知って実践してたことだけど……。よくまとめられてるし、今年からライター始めるんですっていう人がいたらまずこれを薦めるだろうなぁ。確実なテクニックがたくさん書かれてる。……って長い下積みというか経験をした俺はわかるけど、未経験者にこのテクニックの有効度合というか、すごさって伝わるのかな。これ全部実践すればとりあえず食いっぱぐれることはないってくらいよくまとめられてるんだけどさ。