主に介護・福祉・医療・看護業界で働く専門職や
その他さまざまな現場で、さまざまな人の相談にのる方のため、
仕事にすぐに役立つ「傾聴の技術・話す技術・共感の技術」を
やさしく解説する本です。
ソーシャルワーカー(社会福祉士、精神保健福祉士)、
スクールソーシャルワーカー、児童指導員、児童相談員、
医療・看護職、生活相談員、介護職、ケアマネジャー、
自治体の福祉課職員、士業やカウンセラーの方など。
新人はもちろん、スキルアップしたいベテランも!
【本書のポイント】
・心理学をベースとした、傾聴・対話・共感の技術をやさしく解説
・心理学用語からも引ける
・「自分はこれをできているか」のチェックリストや演習もご用意
・演習シートはWebにてダウンロード提供
【著者について】大谷佳子
Eastern Illinois University, Honors Program心理学科卒業、Columbia
University, Teachers College教育心理学修士課程修了。
現在、昭和大学保健医療学部講師。認定看護管理者制度ファーストレベル
教育課程、及びサードレベル教育課程講師。認知症介護実践リーダー研修
講師。介護相談員養成研修講師。
その他、医療、福祉、教育の現場の援助職を対象に、コミュニケーション
研修及びコーチング研修、スーパービジョン研修などを担当。
主な著書に、『基礎から学ぶ介護シリーズ利用者とうまくかかわるコミュ
ニケーションの基本』(中央法規出版/共著)、『介護福祉士養成テキス
ト2人間関係とコミュニケーション 体験学習型ワークブック』(建帛社/
共著)、『福祉事務管理技能検定テキスト老人・障害者の医学と心理』
(建帛社/共著)、『介護の○と×シリーズ コミュニケーション○と×』
(中央法規出版/共著)『介護の仕事が楽しくなるこころシリーズ気持ち
を届けることばの選び方』(日本医療企画/監修)『看護メンバーシップ』
(看護の科学社/分担執筆)
序章 こんなコミュニケーションになっていませんか?(あるある事例)
第1章 対人援助職としてコミュニケーション力を高めよう
第2章 聴き上手になる技術
第3章 伝え上手になる技術
第4章 共感上手になる技術
第5章 押さえておきたい援助者のヒューマン・スキル
最後に 本書の技術を使えばこう変わる!「からまわり」事例の改善例と解説
【本書に出てくるキーワード】
クローズド・クエスチョン/オープン・クエスチョン/姿勢、視線/傾聴/ペーシング、ミラーリング/
うなずき、あいづち/繰り返し(言い換え)/要約/要約の技法/沈黙、座り方/聴き手主導/
意図的な感情表出/不適切な笑顔/コミュニケーションの二重構造/プロフェッショナル・ディスタンス/
プラス思考、自己肯定感/勇気づけ/言語・準言語・非言語/宣言/専門用語/あいまいな表現/
5W1H/観察、質問/声の出し方/声が届いてはじめて伝わる、状況に応じて/話すテンポ、声のトーン/
話すスピード、間/説得、納得、/主観伝達法(Iメッセージ)/情報処理プロセス/自分本位の指示形、
相手本位の依頼形/未来質問、肯定質問/確認のポイント/親近効果/洞察力/先入観、ラベリング/
コアビリーフ、パラダイム/同情/受容/共感/言語化/感情の種類/自己分析、シャドウの法則/
2次的トラウマティック・ストレス/ニーズ、ディマンド/リフレーミング/マイクロカウンセリング/
カウンセリング/コーチング/スーパービジョン/アサーション
Die-Go さん
対人援助職に従事する人のためのコミュニケーション術を述べる。概容がざーっと書かれているため、ポイントを知るにはとても適しているが、深められるかと言えば足りない感じも受ける。入門書として良いと思う。★★★★☆
マネコ(読後の錬本術) さん
2019-08-11
最近読んだ本の中では一番実用的で得られるものが多い一冊でした。ケースに応じて、こんなコミュニケーションが駄目で、こうすると円滑にいくという事例が豊富に載っていて、ついついしてしまう一方的なコミュニケーションを防ぐことができます。 当たり前のようなことも多いですが、実際にできているかは別問題なので誰が読んでも得られるものが多いと思います。
舟江 さん
2021-12-07
傾聴は、本では学べないと思っていたが、手に取ってしまった。内容は、看護師さん向けの本であって、あまり参考にはならなかった。