株式会社トップスタジオ(訳) , 翔泳社(出版社) , Hal Fulton(著) , やまだあきら(監修) , 鵜飼文敏(監修) , Sams Publishing(原出版社)
本書は、私の頭の中とRubyコミュニティから抽出された、Rubyの背後にある理念が説明されています。著者のHalがいったいどのような方法で私の心を読み、Ruby流のやり方(Ruby Way)の秘密を知って暴露することができたのか不思議でなりません。
まつもと ゆきひろ(まえがきより抜粋)
Rubyは、便利で美しいものを作りたいという人間の衝動から生まれました。Rubyで書かれるプログラムも、神から与えられたその同じ源から生まれ出るべきです。それこそが、私にとってのRuby道(Ruby Way)の真髄なのです。
Hal Fulton(はじめにより抜粋)
Chapter 1 Rubyの概要
1.1 オブジェクト指向について
1.2 Rubyの基本的な構文と意味
1.3 Rubyの中のOOP
1.4 Rubyの動的な側面
1.5 直感を鍛える:覚えておくべき事柄
Chapter 2 簡単なデータ処理
2.1 文字列
2.2 正規表現
2.3 数値
2.4 時刻と日付
2.5 まとめ
Chapter 3 構造化データの操作
3.1 配列の操作
3.2 ハッシュの操作
3.3 スタックとキューの操作
3.4 ツリーの操作
3.5 グラフの操作
3.6 まとめ
Chapter 4 外部データの処理
4.1 ファイル操作とディレクトリ操作
4.2 高レベルデータアクセスの実行
4.3 外部データベースとの接続
4.4 CSVデータの処理
4.5 まとめ
Chapter 5 RubyにおけるOOPと動的型操作
5.1 一般的なOOPタスク
5.2 高度なテクニック
5.3 高度なプログラミング技法の活用
5.4 まとめ
Chapter 6 Ruby用のグラフィカルインターフェイス
6.1 Ruby/Tk
6.2 Ruby/GTK
6.3 FXRuby(FOX)
6.4 その他のGUI
6.5 まとめ
Chapter 7 Rubyにおけるスレッド
7.1 スレッドの作成と操作
7.2 スレッドの同期化
7.3 まとめ
Chapter 8 スクリプトとシステム管理
8.1 外部プログラムの実行
8.2 コマンド行のオプションと引数
8.3 Shellライブラリ
8.4 環境変数へのアクセス
8.5 Microsoft Windows環境でのスクリプト
8.6 ファイル、ディレクトリ、ツリー
8.7 その他のスクリプト処理
8.8 まとめ
Chapter 9 ネットワークとWebプログラミング
9.1 ネットワークサーバー
9.2 ネットワーククライアント
9.3 RubyとWebサーバー
9.4 RubyとCGIプログラミング
9.5 分散Ruby
9.6 RubyでのXML構文解析
9.7 まとめ
Appendix A PerlからRubyへ
A.1 Rubyワンライナー
A.2 その他のコード例
A.3 その他の例
A.4 モジュールなど
A.5 その他の注意事項
Appendix B PythonからRubyへ
Appendix C ツールとユーティリティ
Appendix D 参考文献
Appendix E Ruby 1.8の変更点