Marco Iansiti(著) , Roy Levien(著) , 杉本 幸太郎(翻訳) , 杉本 幸太郎(原著)
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従来の経営戦略論の外部環境とされてきた「産業(構造)」や「市場」に対して、本書では企業戦略の外部環境を企業の内外がシームレスに結びついた「ビジネスネットワーク」あるいは「ビジネス・エコシステム」(ビジネス生態系)というフレームワークから、戦略パターンを提示する。また、ビジネス・エコシステムにおけるキーストーン(リーダーシップ)戦略を明らかにし、支配的な企業やニッチ企業の戦略パターンを一般化する。ビジネス・エコシステムはダイナミックに構造変化する産業や市場の境界線をどう捉えるか、どのように企業戦略を展開していくか―
現在進行形のテーマに対して大きな示唆を与える。
第一章 ネットワークを再考する
第一部 エコシステムのフレームワーク
第二章 共有された運命
第三章 集合的な振る舞い
第二部 エコシステム戦略
第四章 事業戦略
第五章 キーストーン
第六章 領主と支配者
第七章 ニッチ・プレイヤー
第三部 競争のための三つの基盤
第八章 アーキテクチャ、プラットフォーム、標準
第九章 統合、イノベーション、適応
第一〇章 市場設計、オペレーション、競争
第一一章 ビジネス生態学:破壊、進化、持続可能性
kj さん
2012-03-26
色々と示唆に富む本でした。生態学の考え方に事業経営をあてはめ、エコシステムの構築もしくは適応化と、そのエコシステムにおいてキーストーン(たぶん能動的な行動がエコシステムの進む方向に影響を与えられる存在)になるべきだという指摘をしていると思われますが、疲れた頭で読んでいたので、ちょっと違うかもしれません。 なお、プラットフォーム等の概念とかなり近いと思われますが、違いがよく解りませんでした。 いずれにせよ、エコシステムやプラットフォームなどの最近よく聞く概念は、外部の経営資源を効率よく利用することで事業の成
りくるー さん
修論のテーマがビジネス・エコシステム関連だったので読んだ。考え方の概要はわかるが、学術書ではないため理論的な解釈や議論の背景までは踏み込んでおらず、別途論文を探して読んだ。