小田 裕和(著)
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新規事業施策の現場では、アイデア出しの方法論やフレームワークを学んだり、アイデアを磨き上げて事業化したりするプログラムが組まれています。
ただ、方法論を使えば有望な事業が生まれるわけでもなく、参加者はダメ出しばかり受けて意気消沈……。
求められているのは、アイデアが「やってくる」環境をつくり、成功しても失敗してもそこから得られた学びを組織に還元すること。
アイデアを出す側も評価する側も、価値観のアップデートが必要です。
数々の新規事業施策の現場を見てきた著者が考える、価値を生む組織をつくるためのトップダウンのアプローチ3つと、ボトムアップのアプローチ3つとは?
名和高司氏、ドミニク・チェン氏、守屋実氏、佐渡島庸平氏らとの豪華対談8本を収録。
〈著者〉
小田 裕和 Hirokazu Oda
株式会社MIMIGURI デザインストラテジスト/リサーチャー。co-nel: 代表。
〈目次〉
第1部 新規事業が生まれないのはなぜか
第1章 組織の土壌を悪化させる新規事業
〈対談/守屋実〉「やればやるほど疲弊していく」――新規事業の「土」を汚染するもの
第2章 実り続ける組織のための、豊かな土壌とは?
〈対談/ドミニク・チェン〉「失敗が組織の土壌を豊かにする」――新規事業を育む「発酵」
第2部 トップダウンで土壌を耕す3つのアプローチ
第3章 アイデアの評価を問い直す
〈対談/安斎勇樹〉新たな事業は、推し合う文化から生まれる?――新規事業を「評価する側」のアップデート
第4章 理念やパーパスを新規事業創出に活かす
〈対談/名和高司〉イノベーションを“連打”するために必要なのは?――新規事業と「学習する組織」
第5章 アイデアが「やってきやすい」場をデザインする
〈対談/山田裕嗣〉アイデアが「やってくる」――「中動態」と「ソース原理」から考える
第3部 ボトムアップで価値をつくる3つのアプローチ
第6章 価値の格をデザインする
〈対談/徳谷柿次郎〉「ある」が溢れる世の中で、新しい価値をつくる――新規事業と「価値の格」
第7章 課題のストーリーを描く
〈対談/佐渡島庸平〉「課題に恋をして、意志を持った愛に変えていく」――新規事業に不可欠な“課題のストーリー”
第8章 探索の場づくりに取り組む
〈対談/横石崇〉「助けて」に自分を開く――アイデアが生まれる「場」
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第1部 新規事業が生まれないのはなぜか
第1章 組織の土壌を悪化させる新規事業
第1節 空回りする新規事業施策
第2節 負のスパイラルの解像度を高める
第3節 短期的な実りばかりを求めれば、土は痩せていく
〈対談/守屋実〉「やればやるほど疲弊していく」――新規事業の「土」を汚染するもの
第2章 実り続ける組織のための、豊かな土壌とは?
第1節 実り続けるのには、理由がある
第2節 新規事業施策が土壌に何をもたらすのか
第3節 探究によって土壌を豊かにする
〈対談/ドミニク・チェン〉「失敗が組織の土壌を豊かにする」――新規事業を育む「発酵」
第2部 トップダウンで土壌を耕す3つのアプローチ
第3章 アイデアの評価を問い直す
第1節 どんなにやっても良いアイデアが出ないのはなぜか
第2節 価値観の変容のためにできることとは?
第3節 変容の場づくりに取り組む
〈対談/安斎勇樹〉新たな事業は、推し合う文化から生まれる?――新規事業を「評価する側」のアップデート
第4章 理念やパーパスを新規事業創出に活かす
第1節 自分たちは何を目指し探究する存在なのか
第2節 どのように社会に貢献するかを問い直す
第3節 理念やパーパスを探究につなげる具体的な手法
〈対談/名和高司〉イノベーションを“連打”するために必要なのは?――新規事業と「学習する組織」
第5章 アイデアが「やってきやすい」場をデザインする
第1節 アイデアはやってくるもの
第2節 自己組織化が起きる場とは?
第3節 アイデアがやってきやすい場を実現するためのポイント
〈対談/山田裕嗣〉アイデアが「やってくる」――「中動態」と「ソース原理」から考える
第3部 ボトムアップで価値をつくる3つのアプローチ
第6章 価値の格をデザインする
第1節 価格とは、価値の格である
第2節 価値の格のシフトはどのように起きるか
第3節 新たな価値の格を提案するためのポイント
〈対談/徳谷柿次郎〉「ある」が溢れる世の中で、新しい価値をつくる――新規事業と「価値の格」
第7章 課題のストーリーを描く
第1節 事業の根幹となる「課題のストーリー」
第2節 課題のストーリーを描くための「山の図」
第3節 ストーリーを描けるようになるためには
〈対談/佐渡島庸平〉「課題に恋をして、意志を持った愛に変えていく」――新規事業に不可欠な“課題のストーリー”
第8章 探索の場づくりに取り組む
第1節 探索は小さな一歩から始まる
第2節 探索の場を自らつくる
第3節 小さな気づきから問いを紡ぎ、探索し続ける
〈対談/横石崇〉「助けて」に自分を開く――アイデアが生まれる「場」