行政書士は、その業務内容の特性から、士業(国家資格の○○士)の中でも雇用(勤務行政書士)が基本的にありません。このため、行政書士の看板で食べていくには、試験合格後、登録および行政書士会への入会手続きを経て、短期間で開業するのが一般的です。つまり、開業している行政書士さんの多くが、経営者であり、営業マンであり、日々の業務の遂行者です。
また、行政書士の日常業務に必要な知識は、試験のそれとは全く異なります。一般的には修行期間もないため、なりたての行政書士さんは、商売の基本および実務について学べる機会がとても“少ない”のが実情です。そこで本書では、開業したばかりでなかなか食べていけない行政書士さん、さらには近い将来に開業を考えている夢見る行政書士受験者向けに、稼ぐ力をつけるための
等を再現性の高い事例で示しながら、著者の「ノウハウ蔵出し」「出し惜しみなし」の内容で提供します。
第1章 行政書士として開業するということ
1-1 コンビニ業界よりも厳しい行政書士業界とは
1-2 行政書士の業務分野と現状
1-3 行政書士事務所を開業するということ
1-4 開業前の準備
第2章 行政書士事務所経営について
2-1 理念と目標、事業計画の策定
2-2 集客について
2-3 業務の決め方
第3章 実務を習得するために
3-1 どの業務にも共通する心構え
3-2 許認可業務で押さえるべきポイント
3-3 信頼はコミュニケーションで作られる
3-4 顧客管理について
3-5 付加価値はどう作る?
3-6 同業、他士業との協力体制の作り方
第4章 法人設立業務
4-1 法人設立業務の種類と現状
4-2 株式会社設立業務の流れと実務上の注意点
4-3 一般社団法人設立業務の流れと実務上の注意点
4-4 法人設立業務の営業方法
4-5 法人設立業務の今後の展望
第5章 建設業業務
5-1 建設業業務の種類と現状
5-2 建設業業務の基本の流れ(東京都の場合)
5-3 建設業業務の営業方法
5-4 建設業業務の今後の展望
第6章 産業廃棄物業務
6-1 産業廃棄物業務の種類と現状
6-2 産業廃棄物業務の基本の流れ
6-3 産業廃棄物業務の営業方法
6-4 産業廃棄物業務の今後の展望
第7章 入管業務
7-1 入管業務の種類と現状
7-2 入管業務の基本の流れと実務上の注意点
7-3 入管業務の営業方法
7-4 入管業務の今後の展望
第8章 遺言・相続業務
8-1 遺言・相続業務の種類と現状
8-2 遺言・相続業務の基本の流れ~遺言原案作成業務
8-3 遺言・相続業務の基本の流れ~遺産分割協議書作成業務
8-4 遺言・相続業務の実務上の注意点
8-5 遺言・相続業務の営業方法
8-6 遺言・相続業務の今後の展望
Nowhereman さん
2019-04-28
図書館本。他に続刊2冊がある。赤と緑…東洋水産のカップ麺みたいで妙に親近感が(ここでクリスマスカラーとか洒落たことをサラリと言うやつはモテるのかもしれんが、歯が浮いて言えない)。つまり続刊を企画上意識していたためか、まあ表記の通り、開業時の準備や心構え等総論と、あと主要な業務の内容の概論という構成になっている。平成二十年代半ばの本であるためか、加筆訂正が必要そうなところもあるが、概して参考になった。概してというのが、「すぐ真似できる距離感か」というのは人によりけりなのだろうね。僕はすぐには無理だなあ…😕