どのくらいお金を残せばよいか? 残したお金は本人のために使えるか?――障がいのある子を持つ親にとって、「自分が亡くなったあとの子どもの暮らし」は切実な問題です。
本書は、30年以上障がい者支援に携わってきた「福祉のプロ」と、人気ファイナンシャル・プランナーとして活躍する「家計のプロ」がタッグを組み、知的障がい(軽度~中度)のある方が自分でお金を管理できるようになるトレーニング方法をわかりやすく紹介。幼児期から成年まで、何歳からでも始められ、知的障がいをともなうダウン症、自閉症、発達障害の方にもおススメです。
また、さまざまな福祉支援や社会保障を知って生活の収支を考えれば、必要以上にお金を貯めず、いまの生活をより豊かにすることも可能。本書では、障がいのある子のライフプラン事例を挙げながら、親の家計管理のポイントも解説します。
親が元気なうちに、“漠然とした不安”を“安心な未来”に変える1冊!
プロローグ
第1章●自分でお金を管理して可能性を広げよう
・親が心配なのは、子どもの将来の「お金、住まい、生活」
・知的障がいのある人の金銭感覚
・知的障がいの特徴を知って能力を伸ばそう
・貯金推移のグラフ化で当事者にも家計がわかる
第2章●お金の基本が身につくトレーニング
・お金について知っておきたいこと
・お金の“ 見える化” で計画性を身につけよう
・お金を貯める練習をしよう!
第3章●日常生活に役立つトレーニング
・お金を賢く使うトレーニング
・「袋分け」を覚えてお金を計画的に使おう
・お金のトラブルを防ぐ教育
・障がい者の学校卒業後の進路
第4章●親もお金と上手につきあおう
・お金の不安はどこから来るの?
・楽して続ける家計管理のコツ
・親も頑張る!家計の大改造
・親の老後の生活は大丈夫?
・親が亡くなった後の子の生活は?
巻末資料●今から知っておきたい障がい者とともにある制度
ごへいもち さん
2018-10-08
具体的な失敗例がとてもわかりやすい。漠然としていた不安が解消されそう
希望 のぞみ*♪ さん
2019-10-01
お金の勉強は学校ではしないため、どうしたらいいのか分からなかったり、トラブルが起こってくる障がいの方も多いそう。 この本は具体的なお金の勉強の方法を書いてくれているので、分かりやすかったです。 でも、当事者本人が読む…というよりは障がいのある人の親が読む感じでした。 私も数字や計算が苦手で困っているけど、家計簿アプリや電卓アプリを上手く使っています。 これから消費税もアップするし、お金の使い方を上手くしていきたいです。
塩焼きそば さん
2016-10-06
図書館本。 参考程度に借りてみた。 硬貨の違いがわからない人がいるってことに衝撃を受けた。 子供持つって障害の有無に関わらずやっぱり大変なんだなって思った。 うちもやりくりは見直そうと考えた。