オリヴァー・ガスマン(著) , カロリン・フランケンバーガー(著) , ミハエラ・チック(著) , 渡邊 哲(翻訳) , 森田 寿(翻訳)
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本書には、この55パターンを1枚ずつカードにした別売の『ビジネスモデル・ナビゲーター 55パターンカード』があります。
本書で紹介しているビジネスモデル創造のためのアイデア出しの作業、社内でのブレストによる合意形成のプロセスはこの『ビジネスモデル・ナビゲーター 55パターンカード』を使うとよりスムーズに進められます。
ビジネスモデルのイノベーションは、天才のひらめきによって生まれると思われがちですが、
日本企業では個人のひらめきで事業を動かすことが難しいことも事実です。
スイス・ザンクトガレン大学のガスマン教授は長年ビジネスモデルを研究し、
成功企業のビジネスモデルは55種類のモデルパターンのいずれかに分類される
ということを突きとめました。
本書は、この55パターンの組み合わせや創造的な模倣によって、
新しいビジネスモデルを創出するツールを紹介する画期的な内容です。
天才のひらめきではなく、ビジネスモデルをシステマチックに構築するノウハウは、
企業文化で日本と共通点の多いドイツでも多くの実績をあげています。
例えば、次のような新たなビジネスモデルに関する戦略が紹介されています。
ジレット社のカミソリの替え刃で実績のある「サプライ品モデル(本書でのビジネスモデル・ナンバー39)」を、
コーヒー業界に適用することを考えたネスレ社は、
さらに、「ロックイン・モデル(ナンバー27)」「直販モデル(ナンバー12)」も組み合わせることで
ネスプレッソを生み出した。
その成功実績を自社の別商品(お茶:Special.T、離乳食:BabyNes)にも
展開することでさらなる相乗効果が得られた――。
55種類のパターンを学ぶことで自社のビジネスモデル革新に挑戦してください。
変化を続ける世界におけるビジネスモデルイノベーションの重要性、ビジネスモデルを定義するための基礎知識、ビジネスモデルのイノベーションを妨げる典型的な要因、の3点を記述。ビジネスモデル・ナビゲーターでは、顧客(Who/だれに?)、提供価値(What/なにを?)、提供手段(How/どのように?)、および収益モデル(Why/なぜ?)の4つの軸でビジネスモデルを明確に定義する。
55種類のビジネスモデルパターンを詳細に解説する。各パターンにその発祥、基本的な仕組み、活用するうえで自問自答すべき事項、イラスト、多数の事例と逸話を掲載し、各パターンについて深い洞察を得るとともに、イメージを膨らませることができるようにしている。
PART 1 ビジネスモデル革新の手引き
1.ビジネスモデルとはなにか?
2.ビジネスモデル・ナビゲーター
3.変革の管理
PART 2 ビジネスモデル全55の勝ちパターン
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hit4papa さん
2018-10-03
企業の競争優位性は、製品やプロセ氏の革新性ではなくビジネスモデルの革新性に依存する、という主張から、タイトル通りイノベーションをナビゲートするものです。前半はビジネスモデルイノベーションのフレームワークと組織として取り組むべき姿勢等が述べられ、後半は、例えばクラウドファンディングやロングテールといったおなじみのものから、お初にお目にかかるものまで55に集約したテーマ毎の実例やそもそもの起源が詳細に記載されています。実に興味深い内容ではあるのですが、長時間読んでいると眠くなるのが難(自分が悪いのか)。
naobana2 さん
2017-05-05
【図書館】経営企画や経営戦略に関わる方の辞書的存在に、意識高い人のカタカナ用語がわからなくて困っている人の辞書に活用ください。革新的なビジネスモデルはほぼ米国発らしい。そのため欧州が研究して本にしてみたのがこれ。第1部にそもそもビジネスモデルとはをしっかり書いてあるので理解深まりそう。第2部では55のビジネスモデルが解説されています。合気道というビジネスモデルも初めて知りました!
MATSUDA, Shougo さん
2017-07-17
当たり前に使われてるビジネスモデルという言葉ですが、そもそも具体的にどういうモデルがこれまで考案されてきたのかを学びたく購入。55のモデルを1つ1つ、実践してる(してきた)企業、商材、マネタイズ、顧客価値などを丁寧に網羅してくれてますのでとても参考になりました。あとはどう自分の仕事に繋げていくか。時折振り返りたい一冊です。