クレイトン・クリステンセン(著) , ジェームズ・アルワース(著) , カレン・ディロン(著) , 櫻井 祐子(翻訳)
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本書は『イノベーションのジレンマ』をはじめ、多数の名著を著した技術経営の大家クレイトン・クリステンセンが、これまで自身が教えてきた経営戦略を人生訓に落としこんで語る一冊です。
2007年に心臓発作、そして2年後にガン(悪性腫瘍)、さらに2010年には脳卒中で倒れたクリステンセン教授。戦略論や経営学の分野では最高峰にある教授が、抗がん剤と戦って髪が抜け落ちた体に鞭打ち、最後の授業で何を伝えたかったのか。本書のもととなった「HOW WILL YOU MEASURE YOUR LIFE ?」(HBSに掲載された論文)は、HBS史上最多のダウンロード数を獲得しています。
目次 序講 01
第1講 羽があるからと言って
第2講 わたしたちを動かすもの
第3講 計算と幸運のバランス
第4講 口で言っているだけでは戦略にならない
第5講 時を刻み続ける時計
第6講 そのミルクシェイクは何のために雇ったのか?
第7講 子どもたちをテセウスの船に乗せる
第8講 経験の学校
第9講 家庭内の見えざる手
第10講 この一度だけ
終講
謝辞
訳者あとがき
mura_STEPUP さん
2014-01-25
優秀であるがゆえに失敗してしまう既存企業と同じで、才能にあふれた、達成動機の高い若者たちが、不幸な人生を歩んでしまう。その人生のジレンマを乗り越えるために書かれた本。筆者が2010年の授業を加筆・書籍化したもの。イノベーションのジレンマは過去に読んだ。今回は会社だけでなく人生についての指南が多い。平日はビジネスで頭が一杯になり、ビジネス書は読み進めることが難しかった。文芸本が良いのかも。読みにくいのはそれだけではない。ビジネス書の訳文についていけない。日本語の表現でないので慣れていないのでしょう。
azukinako さん
2020-03-01
ビジネス書だと思って手に取ったが、それだけではなかった。企業の経営理論はもちろんだが、むしろ自分自身、読者にとって「幸せな人生を送るために」必要な考え方、目標の見つけ方、目標を実践するための方法、子育てでやっていいいこと、やってはいけないことなど宝物の言葉に満ちていた。モヤモヤしていたものが、言語化された。(多少、翻訳調なところが気になるけれど)自分の限られた資源を何に費やすか、私たちは日々無数の決断をしていく。その当たり前のことを大事にできるのかどうか。若い人がこれを読めば鬼に金棒。
Miyoshi Hirotaka さん
2018-03-10
幸せになるにはどうするか?この答えは経営学の頂点であるハーバード・ビジネススクールにもなかった。子供だけで出来そうなことは一人でさせる。大人だけでやった方が効率的なことでも子供と一緒にやる。最も大切なことは、家庭にあり、そこで学んだことが、文化や価値観として個人や組織が危機を迎えた時に作用し、確からしい選択をさせる。ビジネススクールは、単純なことを秀才向けの言葉に直して教え直しているだけ。但し、これに気付くためには自分もしくは最愛の人の死を身近に感じる必要がある。そして、気がついたことはもう隠せない。