高齢になると足指や爪が変わり、転倒による怪我や病変が生じやすくなります。
異常が生じた足を放置すると、高齢者は痛くて歩くのが億劫となり、歩かなくなり…。
その行き着く先は要介護状態、あるいは寝たきりでしょうか。
異変のないうちから足をしっかり日々観察し、ケアすることは高齢者の自立に有用です。
大事なのは予防なのです。
しかし、異変が起こるまでは高齢者の足のこと、そこまで気にかけないのではないでしょうか。
「足が痛い」「爪が痛い」と本人から申告があるまで、医療職はもちろん家族であっても、親や配偶者の足などは見ないものです。
そこで介護職の出番です。
■介護現場向け「フットケア本」の決定版!■
本書は、介護職が現場で簡単にできるフットケアを紹介。
自立支援介護が求められている今、利用者の足のケアは非常に大きな差別化になり得ます。
日々の観察がどれだけ重要かという話や、足の状態のチェック方法・ケア方法、爪の切り方、靴の選び方、ICFの考え方やケアプランへの導入まで解説します。
著者は、介護系講演会などで大人気、全国から引っ張りだこの大場マッキー広美さん。
講演会で要望の多い「フットケアカルテ」を、今回特別にWebからダウンロード※にて提供してくださいます!
(※翔泳社への会員登録が必要です)
■構成■
PART1 介護フットケアとは何か?
PART2 介護フットケアを始める前に
PART3 高齢者の足の状態とトラブル
PART4 フットケアの始め方と実践
PART5 セルフケアの方法
■著者■
大場マッキー広美(介護福祉士、トータルフットケア足助人あしすけっと代表)
一般社団法人フットヘルパー協会特別顧問理事、訪問看護ステーションひまわり執行役員、一般社団法人日本トータルフットマネジメント協会理事、介護初任者研修・介護実務者研修教員。
山形市社会福祉協議会、山形市立病院済生館臨床検査室助手、障がい者自立支援センター勤務を経て、2006年に訪問介護事業所・居宅介護事業所フットヘルパー山形合同会社を設立。2013年介護事業を譲渡し、フットヘルパー・ノマド代表として、訪問フットケアや研修、講演、執筆など全国でフットケア普及活動を行う。2015年にフットケアセンター山形開設。2020年にトータルフットケアサロン足助人~あしすけっと改名しサロン運営、訪問看護ステーションひまわりと連携し活動。
本書では、フットケアの基本から実践までを解説します。写真やイラストによる図解や、重要なポイント、付加的な知識などを交えながら、現場で有用なさまざまな情報を掲載。はじめてフットケアを行う人にもわかりやすく、理解を深められる一冊です。
「フットケアカルテ」はダウンロードしてご利用いただけます。ぜひ現場で取り入れてみてください。