高学歴や大企業勤めで、自信に満ち溢れている社会人も、出世頭でハイパフォーマンスを出すビジネスパーソンも、センスの話になると、とたんに申し訳なさそうな、恥ずかしそうな顔をする。
デザインをお伝えする仕事をしていると、こういった方によく出会います。なぜ、センスがないというだけで、こんなにも自信を失ってしまうのでしょうか。(はじめにより)
「デザインはあいまいでよく分からない」
「絵が下手な自分はセンスがない」
「デザインを好き嫌いや主観で決めてしまう」
「デザインって学べるものなの?」
「デザインのA案とB案、どちらがいいか答えられない」
そんなあなたのモヤモヤを一緒にスッキリさせましょう。
▼デザインが分かる人になる!
デザインはあいまいではなく、理論的なもので、誰でも学ぶことができるものです。そして客観的に議論できるものです。本書は、それをみなさんに知っていただき、「デザインが分かる人」になってもらうことを、一つの目的としています。
▼全てのビジネスパーソン必須のスキル!
今、ビジネスの世界でデザインは大きな注目を浴びています。それは、VUCAの時代と言われるようになった今、新しい視点を持って、アイデアを出せる人が必要になっているからです。今や、デザインは、全てのビジネスパーソンにとって必須のビジネススキルになっています。
▼モヤモヤを吹き飛ばす!
けれど、そんな中、多くの方が「デザインが分からない」と、コンプレックスを抱え続けています。
「デザインが分からない人」というレッテルを貼られるのが恥ずかしくて、なかなか聞けない。なのに、誰も分かりやすく説明してくれない。そんなあなたのモヤモヤを、一気に吹き飛ばし、「デザインが分かる人」に変えるための本です。
▼やさしく丁寧に言語化
他のデザイン書では語られない、「そもそも、デザインってなんなの?」という、基本のキからお話ししています。誰も取り残さず、あいまいさを残さないために、できる限りやさしく丁寧に言語化しました。だから、きっと、みなさんも、これまでないほどに、デザインが分かるようになるはずです。
▼1万人を超える受講者を輩出する人気講師
著者は武蔵野美術大学デザイン・ラウンジと共同で、日本初のデザイン経営の学校「WEデザインスクール」を開校。デザイン、アート、表現領域のアカデミックな方法論を融合させ、社会人のクリエイティビティや感性を育成する、これまでにない教育メソッドを生み出し、さまざまなメディアから注目を集めています。企業や行政、経営大学院などで多数プログラムを開催し、これまで1万人を超える受講者を輩出しています。
はじめに
ほとんどのビジネスパーソンはデザインが分からない
1章 デザインの誤解から抜け出す
センスは生まれながらの才能じゃない/センスにまつわる「3つの誤解」/デザインを多数決で決めるのは間違い/デザインの感じ方は人それぞれではない/オシャレ=いいデザインではない/いいデザインは「目的に合っている」/デザインが分からない人は実はそもそも「見ていない」デザインは言語化できる/デザインの意味は「外国語」のように理解すべし/アートとデザインはどう違う?
2章 そもそも、デザインとは何か?
なぜデザインは「分かりづらい」のか?/デザインの役割1 視覚から情報を伝える/デザインの役割2 感性的価値をつくる/デザインの役割3 人間中心で考える/デザインを経営に活かす方法/デザイン判断できるクリエイティブリーダーを目指す
3章 デザイン力を磨く新習慣
「美は細部に宿る」をマインドに叩き込む/知識のインプットでデザイン力は伸びる/真似こそがセンス磨きの一歩目/デザイナーに仕事を発注する時の3つのポイント/「ヤバい」「すごい」「カワイイ」で終わらせるのはやめなさい/合理的かどうか?だけで判断してはダメ/カルチャー雑誌を月に1回読む習慣をつくる/衣食住へのこだわりが全ての基本/デザインで幸せになる