教育×破壊的イノベーション 教育現場を抜本的に改革する

櫻井 祐子(翻訳) , 櫻井 祐子(原著) , クレイトン・クリステンセン(著) , Michael B. Horn(著) , Curtis W. Johnson(著)

商品番号
117730
販売状態
発売中
納品形態
宅配便にてお届け
発売日
2008年11月19日
出荷開始日
2008年11月20日
ISBN
9784798117737
判型
四六
ページ数
288
キーワード
イノベーション  教育

販売価格:¥2,420(税込)

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破壊的イノベーションを起爆剤として、
学校教育を抜本的に変えていこう

日本企業が1970年代と80年代にアメリカの競合企業を追い抜いていた理由として決まって挙げられたのが、日本の人口はアメリカの四割でしかないのに、数学、科学、工学を学ぶ生徒がアメリカの四倍もいるという説だった。しかし日本が繁栄を遂げると興味深いことが起こった。理工系志望の学生や、理工系の学位を取得する学生の割合が、この20年にわたって低下しているのだ。なぜこんなことが起こったのだろうか?日本で理工系学生が減少しているのは、日本の教育制度のせいではない。だがこの傾向に歯止めをかけるには、教育制度が解決の一翼を担わなければならない。これを変えるのはたやすいことではない。しかし何十年もの間日本の成長の大きな推進力だった破壊的イノベーションが、いまひとたび助けとなって道を切り拓いてくれるだろう。本書の理論が日本のすべての関係者に、問題に取り組むための共通の枠組を与えることを、そしてそれによって日本の教育制度の改善と、ひいては日本の構造自体の強化を図るための、常識に反するようにも思われる措置について、関係者が一丸となって共通の結論に到達できることを、われわれは何にも増して願っている。
『日本語版刊行にあたって』より―クレイトン・クリステンセン

序章

教育沈滞の原因
学校の苦境の原因
ランドールサークル
ハイスクール

第1章 人によって学び方が違うのに、なぜ学校は教え方を変えられないのか

知能と学び方について再考する
相互依存性とモジュール性
学校教育のジレンマ
現在の工場モデル型の学校で、経済的に個別化を行なうことはできないだろうか?
生徒中心の教室で学習を個別化する可能性

第2章 移行を行なう 学校は社会の要求に応えている

破壊的イノベーションの理論
破壊理論を公立学校に適用する
教師や学校管理者のせいじゃない

第3章 教室に押し込まれたコンピュータ

破壊的イノベーションで「無消費」に対抗する
技術の導入と立法過程
学校にコンピュータを押し込む
コンピュータベースの学習を導入する方法

第4章 コンピュータを破壊的に導入する

新市場型破壊が根づく
需要を満たす
破壊のパターンをたどる
未来の教室
未来の評価はどうなるか

第5章 生徒中心の学習システム

商業システムを破壊する
生徒中心の学習へと向かう破壊
規制市場を破壊する

第6章 幼年期が生徒の成功に与える影響

言葉のダンス
世代を超えた呪縛?
対処法

第7章 教育研究を改善する

記述的理解の体系はどのようにして構築されるか
記述的理解の体系を改善する
教育研究における前進
研究から導かれた言明が妥当であるための条件

第8章 変革に向けたコンセンサスを形成する

合意のマトリクス
移動を促す要因
合意から協調への移動
マトリクスにおける公立学校制度

第9章 イノベーションに適した構造を学校に与える

組織の魂
組織設計のモデル
公立学校におけるイノベーションと組織構造

結論

各種問い合わせは以下のリンクからご連絡ください

感想・レビュー

イノベーター さん

2014-02-20

多くのビジネス書は、過去の事実を「新しい理論」によって解明したかのような輝かしい成果をアピールして終わります。しかし、この本は「破壊的イノベーション理論」を教育の世界に当てはめたらどうなるのか、どうすれば問題の多い教育現場を改革することができるのかを語っています。 MOOCのような動きはありますが、本当の改革に結びつくためのツボがメッセージとして書かれていますね。続きは、http://www.4-de.net/changebook/?p=553

kumokumot さん

2020-10-17

教育にイノベーションのジレンマを適用するとどうなるか。2008年初版時点ではオンラインコースでの学習はまだまだ少なかったが今では当たり前になりつつある。本筋ではないが印象に残ったのは「子どものその後の認知成績という点から見て…最も強力な影響があったのは、子どもの人生の最初の一年間、つまり子どもが親の言うことを理解できているという、目に見える証拠が何もない時期に語りかけられる言葉だった。」「喋り始める一二ヶ月頃まで親から真剣に語りかけられなかった子どもは…その後も知的能力が一貫して劣っていた。」

mtsuka さん

2016-01-04

個人の能力やその開発プロセスは皆違う。違いを尊重しつつ能力を最大限開発することが教育に対する期待。また今の先進国では、外発的動機付けより自発的動機付けが重要。そのための提案がカリキュラムのモジュール化とコンピュータ導入だ。過去のコンピュータ導入の失敗は、従来の画一的な教室モデルのまま、単にはめ込もうとしたこと。生徒中心モデルの実現に向け、リアルとオンラインのブレンドを認めるなど、学校システムも変わらなくてはいけない・・ユーザ作成コンテンツの流通プラットフォームのアイデアはなかなか良いと思う。(コメントへ)

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