本書は、2016年4月にスタートした「障害者差別解消法」を
わかりやすく解説するガイド本です。
1つの項目を見開き2ページで解説しており
(片ページが解説、片ページが図)スラスラ読めます。
これからは、国や都道府県、市区町村だけではなく、
民間企業も、障害があることを理由にサービス提供を断ったり、
入店を拒否したりすることはできません。
「不当な差別的取扱い」は禁止されました。
また、筆談や読み上げ等の配慮を求められたら対応する必要がありますし、
スロープの設置といった設備などへの対応も、
負担になり過ぎない範囲で行うことが求められます。
これを「合理的配慮」といいます。
また本書では、同法と同じタイミングで施行された
「障害者雇用促進法」についても解説しています。
これは、雇用分野の「差別解消法」といえるものです。
本書は、「障害者差別解消法」や「障害者雇用促進法」について
成り立ちや法律の内容、具体例などをやさしく解説しています。
福祉に携わる方や、福祉資格を取得しようとしている学生さん、
そのほか行政や民間企業で対応を考える方や窓口になる方、
また、広く一般の方にも読んでいただける内容となっています。
Hidekazu Asai さん
2018-03-28
本書は、とてもわかりやすい障害者差別解消に向けた本である。 ノーマライゼーションや社会が障害を作る、という現在の障害者福祉の視点で記述しています。 現在を生きる誰もが読む必要がある本です。 企業の合理的配慮は、採用前から行わなければいけないことも、また、できるのに合理的配慮をしないのは障害者に対する不当な差別であることもわかります。 そして障害者を優先的に採用する積極的差別是正措置は、差別ではない、ということも明確に述べています。
こ~じぃ。。 さん
2017-03-10
合理的配慮って曖昧過ぎ・・・