本書は、今後ますますの発展が予想される人工知能の技術を、はじめて学ぶための本です。機械学習をはじめ、ニューラルネットワーク、遺伝的アルゴリズム、問題解決、ゲーム戦略、知識表現など、人工知能を支えるそれぞれの分野の基礎をつかむことができます。
独特の技術が多く使われている分野ですが、Excelのサンプルプログラムを体験することで、その技術を実感できるようになっています。Excelプログラムは簡単な入力とクリック操作で動くので、専門知識は不要です。操作を繰り返すことでプログラムが賢くなっていく様子は、人工知能技術への大きな期待も感じさせます。
また、本書で取り上げている各論は、高専5年生向けの授業がもとになっているので、学生・社会人問わず入門に最適です。特に、人工知能分野で活躍したい学生や、将来仕事で人工知能にかかわるかもしれない理系職種の方におすすめです。
【Excelサンプルプログラム】
・多少ゆがんだ文字でも人工知能なら正しく認識できる
・「ちょっと高め/ちょっと低め」の感覚で空調を制御する
・遺産の適正な分配を要領よく行う
・宣教師が「人食い人」に食われずに川を渡れるか?
・最小コストで山の頂上まで登るときの経路を探せ
・簡単なカードゲームでコンピュータに挑戦!
・人工知能にことばの意味を教えよう
・病院に行く前に人工知能に聞いてみよう
・犯人を捕まえろ!
【本書で解説している技術】
機械学習/深層学習(概論)/ニューラルネットワーク/ファジィ/遺伝的アルゴリズム/問題解決/探索法/ゲーム戦略/知識表現/エキスパートシステム/エージェント/Lisp/Prolog など
【著者について】
淺井 登(あさい・のぼる)
昭和47年、名古屋大学理学部卒業。その後34年間、富士通株式会社にて、コンピュータ言語処理系および人工知能関連の基本ソフトウェア開発に従事。平成12年から沼津工業高等専門学校 電子制御工学科の非常勤講師(人工知能)。平成28年現在、オスカーテクノロジー株式会社に所属しながら、沼津高専の客員教授も務める。
mae.dat さん
2021-12-21
「はじめての」を謳っておりますが、高専5年生の講義をベースとしているため、それに準じた情報工学、数学の知識を必要としていますよ。軽い気持ちで近付いては怪我をします。しましたよ(´×ω×`) 。でもね、言う迄も無いかもですが、AIと一口で言っても、それは様々な技術の集合に過ぎません。それを一つ一つ解説されているのは有り難く思います。また、用語説明は細かになされていて好みでした。
伝書鳩 さん
2018-02-04
星1つ。Excelで、…とあるが、難しい…
goose さん
2016-03-21
これじゃなかった。。。 いつか読み返そう。。。