2006年刊行後12年以上にわたるロングセラー『絵で見てわかるOracleの仕組み』の新装版です。コマンドや機能名などを暗記するだけでは、Oracleデータベースの管理業務に関する実力は身につきません。本書では、Oracleデータベースのアーキチャクチャや内部動作、基本動作について、ハードウェアやOSの動作と合わせてわかりやすく図解していきます。一見複雑に思えるアーキテクチャや内部動作も、倉庫会社の仕組みなどに見立てて図解することで、頭の中でイメージしながら理解できます。
新装版では、内容のモダン化を図っているほか、コラムやコラムやAPPENDIX(コマンドによる基本的なOracle操作を解説)を新設。日常のOracle運用/管理業務に役立つだけでなく、応用力のあるエンジニアになるための知識が身につく一冊です。
■章構成
第1章 I/Oとディスクの関係
第2章 Oracleのさまざまなプロセス
第3章 キャッシュと共有メモリ
第4章 SQL文解析と共有プール
第5章 Oracleの起動と停止
第6章 接続とサーバープロセスの生成
第7章 Oracleのデータ構造
第8章 Oracleの待機とロック
第9章 REDOとUNDOの動作
第10章 バックアップ/リカバリのアーキテクチャと動作
第11章 バックグラウンドプロセスの動作と役割
第12章 Oracleのアーキテクチャや動作に関するQ&A
APPENDIX ユースケースで学ぶOracle
ちまはが さん
2020-07-22
OracleDBの内部の動きを勉強しようと思っていたが、まさに求めていた粒度で説明がなされていて助かった。ハード面にまで言及されており、お茶を濁すことなくスッキリ理解することができた。良書。
トリ さん
2020-07-12
復習のために購入してみたが、 タイトルの通り、改訂版ではなく新装版。 旧版も持っているので見比べてみたが中身はほぼ原文そのまま。そのため、昔は~、最近は~っていうのは旧版出版時のもの。そのくせ18cのパッチ体系など気持ち程度に盛り込んでるので、全般的に改訂されたのかと誤解を招く構成になっている。Oracleを学び始めたころ旧版にはお世話になったが、新装版は手抜きというか改悪な気がする。
櫻井勇一 さん
2020-06-04
実務経験が無い初心者には厳しいものがあった。しかしこれ以上易しくOracleのアーキテクチャを解説してくれているものがないので仕方ない。DateBase Administratorの取得の足がかりになっていることを祈る。