NutanixはHCI(Hyper Converged Infrastructure)の代表的な製品で、導入することで企業システムを容易にクラウドとして利用できるようにします。
本書は注目される同製品の最新バージョンを基礎から解説します。新時代のシステム運用の知識が得られる、エンジニア必見の解説書です。
【目次】
第1章:NutanixがめざすEnterprise Cloudとは
第2章:Enterprise Cloudを支える仮想化基盤
第3章:Enterprise Cloudを支えるハイパーバイザー AHV
第4章:Nutanix AHVの設計・導入
第5章:Nutanix AHVの運用
第6章:Nutanixのストレージサービス
第7章:Nutanixのデータ保護
第8章:Prism Central~高度な管理機能~
第9章:Nutanix FlowによるSDN
第10章:Self Service Portal
第11章:Calmによるアプリケーションの自動展開
第12章:Nutanixのこれから
第1章 NutanixがめざすEnterprise Cloudとは
1.1 「インビジブル」な「Enterprise Cloud」
1.2 Enterprise Cloud実現のためのステップ
1.3 Enterprise Cloudのあるべき姿と課題
1.4 Nutanixのポートフォリオ
1.5 まとめ
第2章 Enterprise Cloudの基礎となるソフトウェア
2.1 Enterprise Cloudの中核となる製品
2.2 Prismによる管理ソリューション
2.3 Acropolisによる仮想化基盤
2.4 Acropolis分散ストレージファブリック
2.5 Acropolis App Mobility Fabric
2.6 Nutanixのライフサイクル管理
2.7 まとめ
第3章 Enterprise Cloudを支えるハイパーバイザーAHV
3.1 AHVの特徴と機能
3.2 AHVにおける仮想マシンの特徴
3.3 AHVのネットワークに関わる仕組み
3.4 AHVのストレージアクセスの仕組み
3.5 まとめ
第4章 AHVの設計と導入
4.1 AHVにおける設計
4.2 仮想マシンの設計
4.3 Nutanixクラスターのセットアップ方式
4.4 AHV環境における設定
4.5 まとめ
第5章 AHVの運用と移行
5.1 運用に関わる機能
5.2 Nutanix クラスターとノードの停止と起動
5.3 仮想マシンの管理操作
5.4 AHVへの仮想マシン移行
5.5 まとめ
第6章 Nutanixのストレージサービス
6.1 Nutanix Volumes
6.2 Nutanix Files
第7章 Prism Centralによる高度な管理機能
7.1 Prism Centralとは
7.2 Prism Centralのライセンス
7.3 Prism Centralの動作要件
7.4 Prism Centralの構築方法
7.5 Prism Centralの画面構成
7.6 パフォーマンスモニタリング
7.7 X-FITによるアラートとキャパシティ予測
7.8 レポーティング
7.9 まとめ
第8章 Nutanixのデータ保護
8.1 Nutanixが提供するデータ保護機能の概要
8.2 Nutanixのスナップショット
8.3 Nutanixのローカルバックアップ
8.4 Self Service Restore
8.5 Nutanixのレプリケーションと災害時復旧
8.6 NearSync DR
8.7 Metro Availabilityによる災害対策
8.8 Cloud Connectによるバックアップ
8.9 Leapによるデータ保護の自動化
8.10 まとめ
第9章 Nutanix FlowによるSoftware-Defined Network
9.1 Flowの概要
9.2 Flowのアーキテクチャー
9.3 Flowの設定例
9.4 Flowの活用方法
9.5 まとめ
第10章 IT利用者のためのIaaS機能Self Service Portal
10.1 Self Service Portalの概要
10.2 SSPの全体像
10.3 SSPを構成するコンポーネント
10.4 システム管理者の役割と設定
10.5 SSPユーザーによるSSPの利用
10.6 まとめ
第11章 Calmによるアプリケーションの自動展開
11.1 Calmの概要
11.2 Calmの基本的な用語
11.3 Calmのシステム要件
11.4 Calmの有効化
11.5 Calmの操作に関わる権限
11.6 Blueprintの作成
11.7 まとめ
第12章 Nutanixのこれから
12.1 インビジブルクラウドの世界へ
12.2 オンプレミスを進化させるサービス
12.3 マルチクラウド時代のプロダクト
12.4 次世代のインフラストラクチャー