プログラミングとロジカルシンキングの類似性を理解することで、
一石二鳥でプログラミングを通してロジカルシンキングが簡単に身に付けられます。
●プログラミングとロジカルシンキングの類似性
プログラミングは最適な手順を作り、自分の意図した通りシステムを動かせること。
ロジカルシンキングは目的を達成するために物事の筋道を考えて、計画的に実行することと、両者の親和性は強いです。
論理的思考は、「なぜそうなるのか」→「どうしたらできるのか」→「どうやってやるのか」→
「実施」→「結果どうだったか」というプロセスをたどるが、
プログラミングもこの流れで動いていきます。
●プログラミングを通してロジカルシンキングが簡単に身に付けられる
たった1つのポイントがわかればプログラミングは簡単に取り組むことができます。
それは、「機械(パソコン)にもわかるような言葉で命令する」ことです。
その際、「誰が聞いても意味を取り違えない」表現にする必要があります。
なぜならば、パソコンは相手の意向を忖度してくれないからです。
この、「誰が聞いても意味を取り違えない」表現こそがロジカルシンキングです。
これを身に付けることで、日常の人間同士のコミュニケーションもよくすることができます。
本書では、こうしたプログラミングとロジカルシンキングの類似性を理解することで、
一石二鳥でプログラミングを通してロジカルシンキングが簡単に身に付けられます。
【本書の構成】
第1章 「プログラミング」と「ロジカルシンキング」の共通点
第2章 誰が聞いても意味を取り違えないのがロジカルシンキング
第3章 ロジカルシンキングもプログラミングもコミュニケーションが大事
第4章 ロジカルシンキングを駆使して情報を整理する
第5章 アルゴリズム思考で問題を解決する
第6章 実践編 プログラミングを見てみよう
第1章 「プログラミング」と「ロジカルシンキング」の共通点
1.1 あらゆる職場で求められている「プログラミング思考」
1.2 一緒に学ぶとわかりやすい「プログラミング」と「ロジカルシンキング」
1.3 裏が見えると解消される「プログラミング恐怖症」
第2章 仕事がはかどるプログラミング思考
2.1 上司に質問できないビジネスパーソンの末路
2.2 プログラミング思考で実現できる上司との「まともな会話」
2.3 二十代の私が知りたかったフレームワークの使い方
2.4 一流の人だけが知っているちょっとした違い
第3章 意外と知らないロジックツリーの使い方
3.1 「何がわからないかわからない」を解消するのがロジックツリー
3.2 初心者が意外と知らない「裏」ロジックツリー
3.3 ロジカルシンキングは「楽して成果を上げる技術」
第4章 わかりやすいコミュニケーションの技術
4.1 論点がズレる会議のシンプルな対処法
4.2 当たり前だが意外とできない「結論が先」
4.3 すれ違いの会話に潜む隠れた前提
第5章 ナマのプログラミングでわかるロジカルシンキングとの関連性
5.1 見方を知ればわかりやすかったプログラミングの中身
5.2 プログラミングにもあったチームで仕事をする工夫
第6章 プログラミングで研ぎ澄ます論理構成力
6.1 Excelだって実感できる論理構成の力
6.2 自分でコードを修正する
巻末付録 8大ビジネスフレームワーク
jun さん
2021-02-14
簡単なところから始める(コーディング)
さくら さん
機械化したらどうやるか?、コードを修整する、コードを真似する
そたろ さん
2020-05-17
ビジネスに必要なロジカルシンキングの手法を、プログラミングの構造との共通点を示しながら説明している本。これまで難しく捉えがちだったロジカルシンキングについて、本質をようやく理解することができたと感じた。