一般用医薬品(OTC医薬品)のうち、
第2類・第3類を取り扱う登録販売者は、
近年、人気の資格です。
しかし、いざ資格者として店頭に立つと、
試験勉強の知識だけでは対応できないことだらけ。
「お客様の質問に答えられない」
「わからないことを聞ける先輩がいない」
「何から覚えればいいの?」
「一人で店頭に立つのが怖い!」……など、
新人さんは不安とプレッシャーでいっぱいです。
本書は、薬種商・登録販売者として20年以上のキャリアを持ち、
登録販売者の研修講師として活躍する著者が、
誰も教えてくれなかった実践的なスキルアップ術をわかりやすく紹介。
新人さんがまず覚えるべき病気や医薬品の基礎知識、
勉強法や接客、店舗業務のコツ……
大手ドラッグストアから町の小さな薬店、
スーパーの薬売り場など様々なタイプの現場を経験し、
登録販売者の悩みをよく知る著者ならではの内容です。
2015年刊行の初版は「こんな本を待っていた!」と
新人資格者に好評を博してベストセラーに。
第2版では、接客に必要な「病態知識や接客フローのカテゴリー別解説」、
すぐに使える「市販薬成分早見表」など、さらに充実しました!
★初版の読者の声★
「商品を覚える優先順位がわかって、勉強しやすくなった」
「実際にドラッグストアで働く前に読んで、
イメージトレーニングをしました」
「いまの現場では学べないことや注意事項などを、
メモ帳に書き出して持ち歩いています」
「本で紹介されていた接客メモを実践し、
疑問点を解消するようにしています」
「自分も新人の時に、こんなことを教えてほしかった」
新人登録販売者、こんなことに困っています。
第1章 登録販売者になったらまずやること
1)登録販売者の役割とは?
2)登録販売者が活躍する現場とは?
3)登録販売者の「区分」とは?
4)「実務期間」の要件は要注意
5)「実務(業務)経験」のルールがよくわからない…
6)他職種との連携が欠かせない
7)「薬」以外の仕事がたくさんある?
8)試験勉強の知識だけじゃ足りない?
9)まずやること:店舗にある商品を覚える
10)まずやること:店舗の客層を把握する
第2章 接客の基本とすぐに覚えたい基礎知識
1)店頭での接客フローを組み立てよう
2)トリアージと受診勧奨はどうするか?
3)情報提供をする時の注意点
4)情報提供や商品PR は工夫次第
5)PB 商品はどうすすめたらいい?
6)種類が多い薬はどう選べばいい?
7)商品の使い方や養生法も説明
8)持病のある人にはどう対応する?
9)クレームを減らす一言アドバイス
10)薬を売ったら終わりではない
11)こんな時、どうしたらいい?
第3章 実務に直結する勉強法
1)覚えるべき知識の優先順位
2)商品知識を覚えるコツ
3)症状から商品を選べるようになるには?
4)商品を実際に試してみる
5)「添付文書」も教材になる
6)接客を終えたらメモを取る習慣を
7)独学以外の勉強の場はある?
8)管理帳簿、監査の対応
【資料】
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