「プロが教えるセオリー&アイデア」の第一弾。
がんばりすぎず、気取りすぎず、
でも毎日を素敵に豊かに暮らしたい!
という方に向けたシリーズです。
プロが経験の中で培ったノウハウをお届けします。
毎日続く食事の時間。生きるのに欠かせない時間だからこそ、
食卓に気を配ると暮らしが楽しく豊かになります。
本書は、日々食事をする際の食器を選び、盛り、
使いまわしていくためのセオリーとアイデアをまとめた本です。
著者は、三越恵比寿店を経て現在は神楽坂で器と工藝の店「コハルアン」を
営む、店主のはるやまひろたかさん。
前半では磁器と陶器といった基本的なうつわ選びの知識をはじめ、
うつわの組み合わせのコツや
色やテイストの使いこなし、形の選び方などを23のセオリーにまとめました。
また後半では、より具体的な日々のシーンや季節にフィットする
コーディネートの実例アイデアを豊富な写真で解説していきます。
毎日の食卓を楽しく、お家時間を充実させたい方はもちろん
うつわが好きだけど使いこなせていないと感じる方、
きれいなフード写真を撮りたいプロの方にもおすすめです。
◆こんな声に答えます◆
「毎日の食事を通して お家時間を豊かにしたい」
「洗練されたフード写真を撮りたい」
「食卓に季節感を取り入れたい」
「うつわ使いのセンスを磨きたい」
「買い集めたうつわをもっと活用したい」
「自宅でのお祝いやパーティーを素敵にしたい」
毎日の食事を自分らしく、美しく整えてみませんか?神楽坂コハルアン 店主はるやまひろたかさんがうつわ使いのセオリーや組み合わせアイデアを解説します。
著者が百貨店を独立し、うつわ屋を営む中でつちかってきた知識とノウハウを、23のセオリーにまとめました。
釉薬やうつわの形状、材質についてなど、うつわ選びのための基礎知識からしっかりと解説しています。
うつわの色と食材の組み合わせや、テイストの合わせ方など、テーブルコーディネートの基本セオリーがわかります。
食卓を美しく見せる盛り付けのコツは、フードコーディネーターのタカハシユキさんにお聞きしました。
アイデアパートでは、暮らしの中でのシーンや行事、季節に合わせたコーディネートの実例を紹介。
ハレの日も、ケの日も。お正月やお祝い、おもてなしのためのうつわ選びがわかります。
いつもの食卓に自分らしさや楽しさを盛り込むためのアイデアが満載です。
章の終わりには、それぞれエッセイも掲載。金継ぎやいろいろな技法もご紹介します。
巻末には注釈として用語解説に加え、素材ごとに基本的な扱い方をまとめました。
PART 1 日々の暮らしとうつわ使い
日々の楽しみ
ハレの日 ケの日
自分だけの食事 他人との食事
COLUMN|暦とうつわ使い
PART 2 うつわを知る
THEORY 001 うつわの形状と用途を知る
THEORY 002 「寸」の感覚でサイズをとらえる
THEORY 003 うつわの部位の名称を知る
THEORY 004 陶器と磁器の違いをおさえておく
THEORY 005 釉薬が生むやきものの色を楽しむ
THEORY 006 塗り重ねて強くなる漆のうつわ
THEORY 007 木のうつわを形作る技法を知っておく
THEORY 008 吹きガラスのうつわについて知っておく
COLUMN|自分の手のサイズを基準に
PART 3 うつわを調える
THEORY 009 飯碗など基本のうつわは手なじみが大事
THEORY 010 皿と鉢は2サイズずつ揃えてみる
THEORY 011 大皿と大鉢は汎用性を重視して選ぶ
THEORY 012 カップ類はマイルールで自由に揃える
COLUMN|国民食のうつわ
PART 4 食卓を整える
THEORY 013 自分が好きなうつわのテイストを知る
THEORY 014 素地の厚さと表面のツヤ感に注目してみる
THEORY 015 白のうつわは上質なシャツを一枚選ぶ感覚で
THEORY 016 旬の食材の色を黒いうつわで引き出す
THEORY 017 うつわの青は料理が引き立つ万能の色
THEORY 018 暮らしになじむ渋系の色を食卓の定番色に
COLUMN|道具をうつわとして使う
PART 5 うつわに盛りつける
THEORY 019 一汁一菜は一枚のお盆にまとめる
THEORY 020 一汁三菜は布製のマットにしつらえる
THEORY 021 ストレスのない盛りつけ方で三菜を楽しむ
THEORY 022 同じ献立を皿と鉢で盛り替える
THEORY 023 弁当箱の形にあわせて美しく詰める
COLUMN|配膳について
PART 6 形と素材を楽しむアイデア
IDEA 001 プレートのリムを額縁に見立ててみる
IDEA 002 高脚のうつわでおもてなし感を出す
IDEA 003 取皿は大きさだけ揃えて絵柄や装飾はバラバラで楽しむ
IDEA 004 豆皿はとことん色や形を楽しんで
IDEA 005 脇役のうつわを充実させて食卓を楽しむ
IDEA 006 肩肘張らずに漆の汁椀を使う
IDEA 007 フラットな木のうつわを効果的に使う
COLUMN|やきものの加飾(1)
PART 7 組み合わせのアイデア
IDEA 008 テーブルの上をすっきりまとめたいなら横長の皿や鉢を選んでコンパクトに
IDEA 009 コーヒータイムを民藝的な手仕事で楽しむ
IDEA 010 好みのマイ酒器でくつろぎ時間を
IDEA 011 現代作家が作る「新しい古典」を取り入れる
IDEA 012 加飾と無地のうつわをハーフ&ハーフで使う
COLUMN|やきものの加飾(2)
PART 8 暦の中のアイデア
IDEA 013 桃始笑|春、気負いなくおうちで楽しむお祝いやおもてなしの一席
IDEA 014 玄鳥至|新しい年度がはじまる日はお気に入りのうつわで気分を上げて
IDEA 015 蓮始開|目と心で涼を感じたい夏の食卓
IDEA 016 土潤溽暑|夏休みの昼食はひと皿、ひと鉢で
IDEA 017 鴻雁来|銘々に盛りつける秋の膳
IDEA 018 楓蔦黄|持ち寄ったお菓子で楽しいお茶会
IDEA 019 閉塞成冬|冬の洋風鍋は土と木の質感とともに
IDEA 020 正月|自宅で盛りつけて寿ぐお節料理
COLUMN|金継ぎのこと
注釈解説
うつわの取り扱い方
掲載した作品の作り手とお店