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変化に対応できる
個人と組織になるための
最強の思考法
ビジョンやパーパスといった未来志向の経営が重視されるが、
そのほとんどが絵に描いた餅で終わってしまうことが多い。
なぜなら、組織の一人ひとりが自分事として、
本気になれていないからだ。
そこで本書では、個々人が組織の変革を
自分事としてとらえられるようになるメソッド、
「トランスフォーメーション思考」を紹介し、
実践するための8つのステップを丁寧に解説する。
AIの研究者兼連続起業家である堀田創と
組織変革のプロフェッショナルである植野大輔が
これまでの全知見を注ぎ込み、体系化した手法である。
シリコンバレーの最新知見と認知科学によるアプローチから
横並び意識の強い日本企業のビジネスパーソンにこそ有効な
知識と実践論が詰まっている。
とくに
▪未来志向に変わりたいと思っているビジネスパーソン
▪DXに携わるビジネスパーソン
▪チーム・組織の変革を率いるリーダーやマネージャー層
▪新規事業に挑戦するスタートアップ関係者
にとっては必読の一冊。
●目次概要
序章 30年後の未来から現在を見つめよう
第1章 MTPなき企業は生き残れない
第2章 未来に臨場感をもつ――認知科学から考える脳のしくみ
第3章 未来をリアルに描き切る――MTP設定のメソッド
第4章 変曲点を読む――テクノロジーの動向はある程度決まっている
第5章 トランスフォーメーション思考の実践――MTPを組織に浸透させる
終章 あなただけのMTPをつくろう
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序章 30年後の未来から現在を見つめよう
・シンギュラリティ大学での衝撃的な体験
・未来志向を徹底するフィードフォワードな問いかけ
・違和感に突き動かされるトランスフォーメーション思考
・トランスフォーメーション思考は30年後を見据える
・MTPとは何か
・パーパスを存在理由・存在意義と訳すのは危険
・DXとは会社を変えることではない
・近現代の日本の急成長を支えたのはMTPだった
第1章 MTPなき企業は生き残れない
・改善思考にどっぷり浸る日本企業
・PDCAサイクル思考からの脱却が第一ステップ
・PoC疲れの根本要因
・改善が危険な時代に突入した……VUCA
・植林に固執せずジャングルを受け入れろ
・不測の事態に対応するセンスメイキング理論
・テスラが実践するとんでもないスケールのMTP
・イーロン・マスクのMTPとは
・構想と技術の掛け合わせで未来を描く
・ネットフリックスはどんなMTP掲げたか
・ソニー、任天堂、ソフトバンクのMTPとは
第2章 未来に臨場感をもつ――認知科学から考える脳のしくみ
・MTPが意味を成すか否かは脳が決める
・行動を変えるためには内部モデルを書き換えろ
・バーチャルなのにリアルを感じる私たちの脳
・内部モデルで未来への臨場感を操作する
・脳は現時点の臨場感に支配されている
・なぜグーグルはムーンショットを好むのか
・意識は無意識の影響から逃れられない
・映像コンテンツが描くリアルな未来の臨場感
・GAFAの経営者はカンファレンスで未来を語る
・他人ごとに本気になれる人はいない
・自分ごと化を考えるときに便利なフレームワーク
・社員が楽しいと思うか
第3章 未来をリアルに描き切る――MTP設定のメソッド
・世の中は変化と進化に満ちている
・過去・現在志向の徹底的遮断がもっとも大事
・MTPの大枠を定めるフレームワーク
・MTPの解像度を上げる6つの問いかけ①
・科学技術の情報収集はどう行えばよいのか
・未来志向が強い経営者ほど情報収集に貪欲
・MTPの解像度を上げる6つの問いかけ②
・世界は概念のつながりで構成されている
・スマホアプリのMTPを考えてみる
・未来事マインドマップで臨場感を一気にたぐりよせる
・未来を知るにはググればいい
・ディスカッションで世界観はより立体的になる
・MTPをさらに具体化するコツ
・点と点をつなぐことで新たな価値が生まれる
・組織と個人のMTPを重ねる
・MTPをデザインするうえで注意すべきこと
・MTPの感化はネットワーク上に広がっていく
・シリコンバレーが世界の先進地域であり続ける理由
第4章 変曲点を読む――テクノロジーの動向はある程度決まっている
・科学技術の進歩には変曲点がある
・技術進化のプロセス「6D's」とは何か
・破壊的イノベーションのあとに起きる3つのD
・実用化を阻む4つの壁
・モビリティの未来①学習する自動車
・モビリティの未来②ドローンの潜在力
・モビリティの未来③デジタルツインで危機管理
・AIの未来①人工音声が顧客に応対する
・AIの未来②労務管理を最適化する
・AIの未来③人間のクリエイティビティを拡張する
・ロボティクスの未来 工場・農業の全自動化
・量子コンピューターの未来 化学分野とマッチ
・ネットワークの未来 基幹技術はブロックチェーン
・エネルギーの未来 電池の進化が先端技術を支える
・ライフサイエンスの未来 人生100年を現実に
・金融の未来① 個人・企業のお金の流れが丸裸に
・金融の未来② 労力をかけずに規制強化
・食品の未来 食糧生産の限界費用はかぎりなくゼロに
・変曲点は待つのではなく選ぶ
・MTPはSDGsにつながっている
第5章 トランスフォーメーション思考の実践――MTPを組織に浸透させる
・臨場感のあるMTPをもたない日本企業
・一部の部署に丸投げする悪癖
・ホラーシナリオで人を動かす悪手
・トランスフォーメーション実践の3要素
・短期集中・少人数のスプリントで未来を描く
・MTPは100倍、1万倍で考える
・スプリントのゴールはイメージの映像化
・OODAサイクルで臨む
・XMOのメンバーは専任が鉄則
・変革プログラムをプロジェクト化する
・XMOが変革を進めるための3つの武器
・組織文化を変革するチェンジマネジメント
・組織文化を醸成する4つの要素
・チェンジマネジメントの4ステップ
・伝播を仕掛ける5つの手法
・お祭り騒ぎで変革への熱狂を高める
・臨場感を生むために欠かせない日常化
終章 あなただけのMTPをつくろう
・個人にこそ大切なMTP
・ステップ1 脳を未来であふれさせる
・ステップ2 未来から見た大きな問題を見つける
・ステップ3 どんな技術を使えば問題が解決されそうか
・ステップ4 問題解決後、何がブレイクスルーするか
・ステップ5 6つの質問でMTPを進化させる
・ステップ6 未来事マインドマップで臨場感を高める
・ステップ7 他人と未来を議論してMTPを強化する
・ステップ8 MTPをアウトプットする