いま、プロダクトマネージャー(PM)の求人が急増しています。この需要増加の傾向は堅調で、年収も1,000万円を超えるようになりました。ですが、どのようにしてPMになれるのかは、まだ体系的に明らかにされていません。
そこで本書では、そもそもプロダクトマネージャーとはいかなる職種か、どのような能力が求められるのか、といった基礎知識から「社内異動ルート」と「転職ルート」の両面よりプロダクトマネージャーになる道筋を明らかにします。
そして、企業の選び方から職務経歴書の書き方、面接対策、内定後の決断方法、市場価値の高め方まで、転職活動を丁寧にサポートします。
とくに以下の職種からPMになる方法を詳述していますので、転職を考えている方はぜひ参考にしてください。
・エンジニア
・プロジェクトマネージャー/SIer
・事業企画
・経営コンサルタント
・UIデザイナーやUXデザイナー
・マーケティング(マーケター)
・セールスやカスタマーサクセス
・職種・業種の専門家(ドメインスペシャリスト)
さらに、現役PMにとっても役立つ以下の記載も充実しています。
・壁にぶつかったときの乗り越え方
・BtoCとBtoB間のギャップの克服
・どのようにしてスキルを高めていけばよいか
・いかなるキャリアアップの道筋があるか
・投資家や起業家への道
1,200名以上の面談実績を誇るPMキャリアアドバイザーの著者陣が、PMの第一人者・及川卓也さんとタッグを組んで書き下ろしたプロダクト開発関係者必読の一冊です。
はじめに
序章 なぜいま、プロダクトマネージャーが必要とされているのか
プロダクトマネージャーがいたからこそ誕生したあのプロダクト
マクドナルドの「モバイルオーダー」
デジタル庁の「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」
プロダクトマネージャーへの期待が高まり続ける要因
プロダクトマネージャーが活躍している業界や企業
慢性的に人材が不足している
年収は上昇傾向にある
第1章 プロダクトマネージャーの業務と能力を理解する
1-1プロダクトを成功に導く存在
1-1-1プロダクトの成功とは
1-2プロダクトマネージャーの2つの業務
1-2-1プロダクトをつくり、育てる業務
1-2-2プロダクトチームや関係者をリードする業務
1-2-3プロダクトマネージャーのタイムスケジュール
1-3プロダクトマネージャーに必要な能力
1-3-1プロダクトビジョン策定
1-3-2プロダクト戦略立案
1-3-3ロードマップ策定
1-3-4ユーザー理解・課題把握
1-3-5ソリューション立案・仮説検証
1-3-6要件定義・仕様作成
1-3-7開発の優先順位付け
1-3-8プロジェクトマネジメント
1-3-9リリース
Column1 未経験からのプロダクトマネージャーの現場
第2章 プロダクトマネージャーのキャリア形成にあたって知っておくべきこと
2-1プロダクトマネージャーのキャリアにおける正解とは
2-1-1無限の可能性を秘めた職種
2-1-2細分化されつつあるプロダクトマネージャー
2-2プロダクトマネージャーのレベル別期待役割と年収
2-2-1プロダクトマネージャーのキャリアステップ
2-2-2未経験者
2-2-3ジュニアプロダクトマネージャークラス
2-2-4ミドルプロダクトマネージャークラス
2-2-5シニアプロダクトマネージャークラス
2-2-6幹部クラス(CPO/VPoP)
2-3プロダクトマネージャーが扱うプロダクト分類
2-3-1プロダクトの4つの分類
2-3-2BtoCとBtoB
2-3-3バーティカルとホリゾンタル
2-3-4プロダクトフェーズ
2-3-5国内とグローバル
2-4未経験からプロダクトマネージャーになるための職種別キャリアパス
2-4-1社内異動ルート
2-4-2転職ルート
2-4-3どんな経歴をもつ人がプロダクトマネージャーに転身しているか
2-4-4エンジニアからの転身
2-4-5プロジェクトマネージャー/SIerからの転身
2-4-6事業企画からの転身
2-4-7経営コンサルタントからの転身
2-4-8 UIデザイナーやUXデザイナーからの転身
2-4-9マーケティング(マーケター)からの転身
2-4-10セールスやカスタマーサクセスからの転身
2-4-11職種・業種の専門家(ドメインスペシャリスト)からの転身
2-5未経験からプロダクトマネージャーになるためにやったほうがよいこと
2-5-1必要な能力を学ぶ
2-5-2何でもいいのでプロダクトをつくってみる
2-5-3他職種との接点を多くもってみる
2-5-4好きなプロダクトの改善案を考えてみる
2-5-5現役プロダクトマネージャーの話を聞いてみる
2-6プロダクトマネージャーを目指す人が身につけておきたい5つのマインドセット
2-6-1知的好奇心
2-6-2強いこだわり
2-6-3他職種へのリスペクト
2-6-4探究心
2-6-5利他の精神
Column2 BtoCのプロダクトマネージャーの現場
第3章 プロダクトマネージャーの転職活動の進め方
3-1転職活動の7つのステップ
3-2ステップ1 転職の目的を明確にする
3-2-1なぜプロダクトマネージャーのキャリアを築きたいのか
3-2-2いまの自分にとって何が足りないのか、何を求めているのか
3-2-3企業選びの軸を決め、譲れないこととと譲れることの優先順位をつける
3-2-4プロダクトの軸
3-2-5会社規模・フェーズの軸
3-2-6プロダクトマネジメント組織規模・体制の軸
3-2-7裁量・権限の軸
3-2-8ミッション・ビジョン・バリュー・文化の軸
3-2-9同僚・上司の軸
3-2-10働き方の軸
3-2-11年収の軸
3-2-12「内定が出てから考えます」がダメな理由
3-2-13自らをプロダクトマネジメントする視点をもつ
3-3ステップ2 応募したい企業を探す・絞る
3-3-1どこで求人に出会えるのか
3-3-2企業HP、転職サイト、人材紹介会社の比較
3-3-3目的・選定軸に立ち返って絞り込む
3-3-4企業やプロダクトへの理解を深める
3-3-5実際にプロダクトに触れてみる
3-4ステップ3 相手が会いたいと思う職務経歴書をつくる
3-4-1キャリアの棚卸をする
3-4-2基本的な書き方の作法を知る
3-4-3職務経歴書の成功の法則と実際の記入例
3-4-4プロダクトマネージャーの職務経歴書の書き方
3-4-5プロジェクトマネージャーの職務経歴書の書き方
3-4-6エンジニアの職務経歴書の書き方
3-4-7事業企画の職務経歴書の書き方
3-5ステップ4 カジュアル面談を使いこなす
3-5-1そもそもカジュアル面談とは何か
3-5-2選考要素がゼロというわけではない
3-5-3「とりあえずカジュアル面談」はもったいない
3-5-4有意義な場にするために準備しておくこと
3-5-5終わったら感謝を伝える
3-6ステップ5:面接に備える
3-6-1最低限準備しておくべきこと
3-6-2面接でよくある代表的な質問例
3-6-3企業は成果の再現性を確認したい
3-6-4ケース面接の事例紹介
3-7ステップ6 選考を進める
3-7-1各社の選考フェーズに気をつける
3-7-2志向の変化に伴い応募企業を増やす・チューニングする
3-7-3途中での辞退はアリか。最後まで続けるべきか
3-7-4面接で落とされる人の5つの特徴
3-8ステップ7 決断をする
Column3 BtoBのプロダクトマネージャーの現場
第4章 一人のプロダクトマネージャーとして立ち上がる
4-1プロダクトマネージャーになってからまず意識すべきこと
4-1-1一緒に働く人を理解する
4-1-2プロダクトに関する情報を徹底的にインプットする
4-1-3「自分ロードマップ」をつくる
4-2プロダクトマネージャーになりたての人が最初にぶつかる5つの壁
4-2-1決断の場面が多い
4-2-2他職種との連携がうまくいかない
4-2-3正解がわからなさすぎる
4-2-4真の課題かどうかの判断が難しい
4-2-5メンバーと対面で会えない
4-2-6これらの壁を乗り越えるために必要な素養と心構え
4-3ジュニアプロダクトマネージャーが抱えるキャリアの7つの悩み
4-3-1ロールモデルがいない
4-3-2プロダクトドリブンな環境ではない
4-3-3WhyやWhatに関われていない
4-3-4自社プロダクトを愛せていない
4-3-5関われるフェーズや機能に変化がない
4-3-6スピード感がない
4-3-7成長実感がもてない
Column4 外資系企業のプロダクトマネージャーの現場
第5章 プロダクトマネージャーとしてさらに高みを目指す
5-1能力を高める
5-1-1ビジネス能力を高める
5-1-2技術力を高める
5-1-3ユーザー体験力を高める
5-2マインドセットを変える
5-2-1PMIが定義するマインドセット
5-2-2マインドセットを変えるためには
5-3新たなチャレンジの手段と方法
5-3-1チャレンジの手段
5-3-2チャレンジの対象
5-3-3プロダクトを変える
5-3-4組織規模・体制を変える
5-3-5会社規模を変える
5-4市場価値を上げる
5-4-1市場価値とは何か
5-4-2市場から必要とされる人材になるには
5-5多職種にチャレンジする
5-5-1事業責任者への道
5-5-2コンサルタントやアドバイザーへの道
5-5-3ベンチャーキャピタリストへの道
5-5-4起業家への道
おわりに
謝辞
監修者略歴・著者略歴