タイで子育てをしながら、タイ暮らしの魅力や、タイカルチャーの面白さをさまざまなメディアで伝えてきたぷくこさん。タイの人々との関わりから見えてきた、「毎日を笑顔で過ごすヒント」を、たくさん教えてもらいました。軸となるのは「マイペンライ(気にしないで)」。ゆるく、のんびり、楽しく日々を送るためのヒントが盛りだくさんです。
人に興味を持ち、気軽に手を差し伸べる。社会全体で子どもを大切にする。本名を知らなくてもニックネームで呼び合う。血液型より曜日で占いをして、大事なことを決める。接客は座ったままでいい。汁物もパンパンの袋で持ち帰り、食堂では自分で調味料を使いこなして味変を楽しむ。四季はないけど旬のフルーツで季節を感じとる。そんな、日本でも見習いたい考え方から、タイならではのユニークな風習まで、衣食住さまざまな角度からタイ暮らしの魅力を探ります。
また、近年注目を集めるタイカルチャーも紹介。世界で話題をさらったBLドラマ「2gather」の他、沼落ち確定のドラマやおすすめの映画、知っておきたいタイ文学作品や作家、人気の刺繍や陶器などのタイ雑貨に、メイクが特徴的なタイの美容コスメ、ダイナミックなタイ現代建築まで、奥深い文化にも触れてみてください。
基礎知識の章では、タイの各地域ごとの特徴や歴史、気候、年間行事、交通事情など、「タイ生活のいろは」を掲載。
「観光ガイドブック」だけではわからない、観光だけではもったいない。そんな「タイの毎日」を紹介します。
〈著者紹介〉
ぷくこ
タイ関連ブロガー・メディア運営者。1983年生まれ、大阪出身。夫の海外転勤に帯同する形で2015~2021年までタイ・バンコクで暮らす。タイ生活の記録を残そうと、渡タイ後すぐに始めたブログがきっかけで、現地の企業や店舗のPR記事の執筆、現地フリーペーパーでのコラム連載、企画などに携わる。個人運営のメディア『BANGKOK GIRLS NOTE』は、タイの観光・グルメ・美容・買い物・生活・育児情報を網羅し、月40万PVと多くの日本人観光客やタイ在住者に親しまれている。
■担当編集からのメッセージ■
きっかけはタイに移住した友達からのLINE。次々に送られてくるフォトジェニックな写真と人々の楽しそうな暮らしぶりに、私もすっかりタイのとりこに。観光地としてはもちろん、ワーケーション先や移住先としても人気のタイですが、この本でもう一歩踏み込んで、日々の暮らしやカルチャーも楽しんでもらえたら幸いです。
旅行はもちろん、移住やワーケーションでも注目のタイ。BLドラマやかわいい雑貨なども人気です。そんなタイについて、月40万PVの個人情報メディアを運営する著者・ぷくこさんが、実際に住んで感じた暮らしの魅力を、さまざまな角度から解説します。キーワードは「マイペンライ」。ゆるく、楽しく、毎日を笑顔で過ごすためのヒントが満載の1冊です!
PART1・3では、タイを象徴する言葉「マイペンライ」を軸に、みんなどんなふうに暮らしているのか、笑顔で過ごすためのヒントとなる人々の考え方や習慣などを探ります。
スーパーで買える基本の調味料から旬を味わうフルーツ、麺や肉などさまざまな料理、朝早くからにぎわう市場、家庭の台所事情など、タイのおいしい「食」をたくさんご紹介。
日常的に占いが浸透しているタイ。占いで結婚式の日取りを決めたり、改名したり(!)曜日占いが一般的で、自分の生まれた曜日のシンボルカラーを大切にしています。
国民の大半が仏教徒のタイ。僧侶への托鉢や善行で徳を積みます(タンブン)。幼少期から多くの家庭や学校で、瞑想が日々の習慣になっています。
青い空に青い海、そこかしこに咲くピンクのブーゲンビリア、黄色く熟したマンゴーやフルーツ、春節で赤に染まる中華街。いつもカラフルで、鮮やかな色に囲まれた暮らしは自然と笑顔になります。
PART2ではタイの地域ごとの特色や国の歴史、年間行事、気候や交通、住むときのビザや家探し、教育事情など、知っておきたい基礎知識をコンパクトに学べます。
PART4では、タイのドラマや映画、文学、陶器や刺繍、建築など、奥深いタイカルチャーを取り上げます。カラフル、ポップ、キュートな雑貨のトレンドも解説。
特にPART4のタイドラマ解説では、「なぜ私たちはBLドラマに魅了されるのか」を楽しく考察。著者おすすめの作品もご紹介します。
山岳地帯に暮らす民族が日常的に使う織物や生活用具は、独特の色使いややさしい風合いが魅力。丁寧な手仕事による刺繍の作品も紹介します。
PART1 笑顔でのんびり過ごすタイの毎日〈前編〉
PART2 タイの基礎知識
PART3 笑顔でのんびり過ごすタイの毎日〈後編〉
PART4 奥深いタイカルチャー