◎配色への苦手意識がなくなる
素敵な配色サンプルは巷にたくさんありますが、自分で自由に配色できるようになったらもっと楽しい。本書はぼんやりしたイメージや感覚に頼らない、本当に「使える」配色の本です。
◎13色のメインカラーを使いこなせる
実際に配色を考えるときはメインカラーを指定されたり、使いたい色から決めていくことも多いものです。そこで本書では汎用性の高い13色のメインカラーをピックアップ。それぞれメインで使う場合の展開を紹介していく実践的な事典となっています。
◎色の世界観とストーリーを理解できる
13色にはひとつひとつ歴史や文化、心理的影響などストーリーと世界観があります。それを理解できる実例とバリエーションを、イラストを交えてわかりやすく掲載。さらにその色の背景まで知ることができます。
バリエーションは主に、デザイン・印刷業界で「特色」として使われている「DIC見本帳」の代表的な色名からセレクトしているのも特徴です。
◎2色と3色の配色パターンをロジックで作れる
2色と3色の配色を作る際、感覚ではなく「やわらかい色を合わせる」「強い色をぶつける」「無彩色を合わせる」「アースカラーを合わせる」「同系色でまとめる」などのそれぞれ5パターンで作成しています。このロジックにより、どんな色にも応用ができます。真似だけでなく自分のアレンジができるようになり、オリジナリティのある配色が可能です。
【著者プロフィール】
細山田デザイン事務所(ホソヤマダデザインジムショ)
東京・渋谷区富ヶ谷にあるデザイン事務所。料理やライフスタイルの本、児童書から専門書まで、様々な書籍や雑誌を中心にデザインしている。
2023年現在デザインを手がけている雑誌は、『dancyu』『GOETHE』『明日の友』『こどもちゃれんじ』ほか多数。
著書に『誰も教えてくれないデザインの基本 最新版』(エクスナレッジ)、『一生役立つ「伝わる」デザインの考え方』(ナツメ社)、『細山田デザインのまかない帖~おいしい本をつくる場所』(セブン&アイ出版)がある。
同所にて活版とリソグラフの製作スタジオLetterpressLettersを主宰している。
プロのデザイナーでも難しい配色。ただ真似するだけではなく、自分で配色を考えて、使い方のルールをつくれるようになりましょう。
使いたい色や好きな色など、汎用性の高い13色のメインカラーをピックアップ。メインで使う場合の展開を紹介していく実践的な事典です。
色には歴史や文化、心理的影響などストーリーと世界観があります。イラストを交えてわかりやすく紹介します。
色を選ぶ際、「やわらかい色を合わせる」「強い色をぶつける」「無彩色を合わせる」「アースカラーを合わせる」「同系色でまとめる」等のロジックにより、どんな色にも応用できます。
デザインを着地させるためには、たくさんの色を使うのではなく、色の数を絞り込むことが大事です。2色、3色でも成立させるための方法を学びましょう。
この本の目的
はじめに
指定色は1色でも配色
選択色2色/ 3色の時の考え方
さらに色数を増やす時の考え方
色の世界の広げ方
黒色と白色のはなし
STUDY_01 黄色系
STUDY_02 オレンジ色系
STUDY_03 赤色系
STUDY_04 茶色系
STUDY_05 ピンク色系
STUDY_06 紫色系
STUDY_07 青色系
STUDY_08 水色系
STUDY_09 青緑色系
STUDY_10 緑色系
STUDY_11 黄緑色系
STUDY_12 グレー系
STUDY_13 金色系
―これだけは知っておきたい色の基礎知識―
色を表現するための3属性
トーン別の色展開
RGBとCMYK
色見本帳を使いましょう- 1
色見本帳を使いましょう- 2
文字の色と面の色では感じ方が違う
―COLUMN―
色を見るには環境を揃える
色で分類するということ
「フランスの伝統色」の秘密
色数の多い用紙は何?
パーティで配色を活用
海外のペイントショップ
街(環境)の中の色のルール
2色印刷のこと
色焼けのこと
PPフィルムの話
プラスチック製品等の色の決め方
活版やリソグラフの色について
パリの人たちの配色