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お菓子作りには「化学」が隠れています。焼き色がついたりふくらんだり、固まったりするのはすべて化学的な原理が働いているから。それぞれのお菓子に隠れている原理を理解して作ると、お菓子作りが「実験」になります。ふくらんだり固まったりする様子、色や状態の変化を観察して作ると楽しさもアップ!
元理科・実験教室の先生ならではのわかりやすい解説で理解もばっちり!お菓子作りの基本だけでなく、観察のコツや実験内容のまとめ方、お子さんと一緒に作る時のポイントも掲載。
〈この本で作るお菓子〉
PART1 ブクブク 化学の力でふくらませる
マフィン/黒糖とマンゴーのケーキ/ソフトクッキー/混ぜるだけで泡立つもこもこバブル/シフォンケーキ
PART2 いろんな油脂の力を使いこなす
固形のバターで作るサクサクのパイ/2種のりんごパイ/ポマード状のバターで作るフルーツタルト/焼き比べクッキー/ぱりぱりチーズクラッカー
PART3 固まる力を比べてみる
ペクチンで作るパートドフリュイ/ペクチンで作るふるふるミルクプリン/ゼラチンとジュースで作るグミ/寒天で作るフルーツテリーヌ
PART4 比重の違いを利用して遊ぶ
自然に分かれる二層のゼリー/2種類の生地を一緒に焼くプリンケーキ/比重がわかると簡単!ツートーンコーヒー/カシスソーダなど
基本の材料は砂糖・卵・バター・小麦粉など、手に入りやすいものばかり。混ぜるだけのレシピや火を使わずできるレシピがあったりと、どれも少量から作れて、家庭で作りやすいレシピです。コラムでは、油脂と卵の分量を変えて焼き比べるクッキーや、天然のお茶で色が変わるドリンクなどの応用レシピや、実験結果をうまく伝えるための写真の撮り方、家庭での衛生についてのコラムなど、どれも面白いものばかり。すべての工程に写真を添えて解説しているので、初心者もチャレンジしやすい1冊です。
〈担当編集から〉
焼き菓子から冷菓、ドリンクまで色々なお菓子を作って実験ができます。私のおすすめはパイ生地!焼きたてのパイのおいしさは格別。取り上げる原理が異なるので、1冊目を読んでいただいた方にも楽しい内容です。
〈著者紹介〉
sachi_homemade
製菓衛生師/菓子研究家。熊本大学理学部物質化学科を首席で卒業。民間の教育機関で働き、子ども向けに理科・実験教室の講師を務める。一児の母となった後、お菓子作りが化学と似ていることに気づき、お菓子作りにのめり込む。ウェブサイトなどでコラム執筆やレシピ提供を行う。2022年製菓専門学校卒業。著書に『おうちで作れる実験スイーツレシピ』(翔泳社)がある。
本書の冒頭では、お菓子作りの基本からしっかり解説。この本で使う道具や材料、下準備についてもまとめています。
元理科・実験教室の先生が教える、観察のコツや実験内容のまとめ方。夏休みの自由研究にぴったりの内容です。
PART1は「ふくらむ力」がテーマ。マフィンやシフォンケーキ、知育菓子で人気のもこもこふくらむ不思議なお菓子など、ふくらむ原理を探っていきます。
PART2は「油脂の力」です。サクサクしたパイを手作りしたり、ほろっとした食感のタルト、焼き比べるクッキーなど。
PART3は「固まる力」。ゼラチン、寒天、ペクチンの3つの凝固剤を使って比べます。ゼリーだけでなく、グミもおうちで作れる!
PART4のテーマは「比重の違い」。自然と層に分かれるケーキやゼリー、2層のドリンクを作ります。火を使わないので作りやすいお菓子も多く掲載。