翔泳社の公式通販SEshopは全国送料無料!
ヘルプ 法人のお客様へ 新規会員登録 ログイン
SEshop

あたらしい近代服飾史の教科書 衣服の標本で見る、着るものの歴史と文化

長谷川 彰良(著)

商品番号
178270
販売状態
発売中
納品形態
宅配便にてお届け
発売日
2025年01月21日
出荷開始日
2025年01月20日
ISBN
9784798178271
判型
B5
ページ数
448
キーワード
海外  暮らし

4,620円(税込)(本体4,200円+税10%)
送料無料

420pt (10%)
ポイントの使い方はこちら

在庫あり

初回購入から使えるポイント500円分プレゼント

電子書籍はこちら 紙書籍とPDF版のセット商品はこちら

※1点の税込金額となります。 複数の商品をご購入いただいた場合のお支払金額は、 単品の税込金額の合計額とは異なる場合がございますので、予めご了承ください。

  • ポスト

数百年前の美しい衣服を介して、当時の文化や芸術に触れる

私たちが着ている洋服は、長い歴史的変遷を経て生まれたものです。例えば、男性のスリーピース・スーツは1666年がルーツ。当時、男性はシャツに丈が短くタイトな「ダブレット」という上着を着て、「ブリーチズ」という短いズボンを履いていました。英国国王チャールズ2世が「衣服改革宣言」を出し、「コート(上着)・ズボン・ベスト」に「シャツ・タイ」というスリーピースのスタイルが生み出されたのです。また、現代につながるシックでシンプルな男性的着こなしが生まれるのは、フランス革命後。それまでは男性も華やかなレースやリボン、刺繍をふんだんに用いた衣服を着ていたのです。今では「女性的」と思われるような装飾性の高い衣服も当時は富の象徴であり、男性の美しさを誇示するものでした。

女性のドレスもフランス革命を経て大きく変わっていきます。ロココの典型的なドレスが「ローブ・ア・ラ・フランセーズ」です。背中にはヴァトープリーツという大きなひだがつき、柄が織られた高価な絹織物を用い、レースやリボン、刺繍を過剰なほど施していました。フランス革命後は、まるで下着のような白いシュミーズ・ドレスが好まれるなど、美意識と価値観が変化。衣服は簡素になり、堅苦しくない機能性を求めるものへ変わっていきます。

この本では、衣服標本家として数百年前の衣服を分解して標本をつくり、構造美や着心地を研究する著者が、1700年代半ばから西洋の衣服がどのようなもので、どのように変化していったか、豊富な写真を添えて解説します。生地のアップや裏側、ステッチ、ボタンや刺繍など、博物館でも見られないディテールと、分解した衣服のパーツを並べた衣服の標本で、衣服の内部構造を覗きみることができます。なぜドレスや紳士服が美しいのか、衣服の美しさとは何か、ということが浮かび上ってきます。男性ではウエストコート、ジュストコール、アビ・ア・ラ・フランセーズ、アンクロワイヤブル、カルマニョール、Mノッチ・テイルコート、ラウンジ・スーツなど、女性ではローブ・ア・ラ・フランセーズ、ローブ・ア・ラングレーズ、シュミーズ・ドレス、クリノリン、ジゴ・スリーブ、ヴィジット、バッスルなど約50着を掲載。服飾好きな方はもちろん、歴史や美術が好きな方、クリエイターにもおすすめの1冊です。

〈著者紹介〉
長谷川彰良(はせがわ・あきら)
衣服標本家。「半・分解展」を主宰。「半・分解展」では「100年前の感動を100年後に伝える」ことを表現し、衣服を介して歴史と芸術を追体験し、美の根源を探究する場を生み出している。古い西洋の衣服を分解して「標本」にし、衣服の「構造美」や「着心地」を研究。型紙を起こして現代に数百年前の衣服の美しさを具現化することで、服飾の美を触って体験できるものにしている。
X:@rrr00129
Instagram:@akira__hasegawa

画像01
画像02
画像03

シルエットの変遷

1700年代半ばから1900年代初頭まで、紳士服と婦人服のシルエットがどのように変化したか、わかりやすくまとめています。この本を読むうえで知っておきたい、近代服飾史の基本についても紹介。

画像04

31着の紳士服を掲載

紳士服はウエストコート、アビ・ア・ラ・フランセーズ、カルマニョール、アンクロワイヤブル、Mノッチ、コーティー、肋骨服、ラウンジ・スーツなど31着を掲載。

画像05

この本でしか見られない服の細部

衣服の全体像は立体で前後左右から撮影し、それぞれディテールも掲載しています。生地のアップや裏側、ステッチ、ボタンや刺繍など、博物館や美術館の展示でも見られないディテールを撮影し、多数掲載しています。

画像06

ドレスのディテールも

ドレスは、ローブ・ア・ラ・フランセーズ、ローブ・ア・ラングレーズ、シュミーズ・ドレス、クリノリン、ジゴ・スリーブ、ヴィジット、バッスルなど19着。

画像07

標本から衣服の構造を考える

分解した衣服のパーツを並べた標本で、衣服の内部構造を覗きみることができます。図解付きで丁寧にそれぞれの構造や造形のポイントを解説。衣服の美しさとは何か、ということが浮かび上ってきます。

画像08

著者が取り組む活動に迫る

最後の章では、著者が取り組む衣服の修復・分解・復元という活動に迫ります。「半・分解展」でもその様子に触れることができますが、ここでは日々の地道で丁寧な作業を取材してまとめました。

各種問い合わせは以下のリンクからご連絡ください

関連商品

おすすめ特集

【2024年】SEshop人気書籍 ベスト20

2024年にSEshopで人気だった本を20冊ご紹介!IT技術、生成AI活用、マネジメント本など

プログラミング入門書大特集

翔泳社のプログラミング書籍の中から、入門・初級者向けの書籍をピックアップ!

エンジニア必携特集

【エンジニア必携特集】開発現場で使える!ITエンジニアの業務に役立つ書籍を一挙ご紹介

ライティングおすすめ本

ライティングのスキルアップにおすすめの本。Webライティングやコピーライティングなど

手帳術

毎日をもっと楽しく、充実させる手帳・ノートの活用術書をご紹介

電気工事技術者

第二種電気工事士、電験3種など、電気工事技術者関連の資格参考書はこちら

特集をもっと見る