通学弁当や遠足・運動会のお弁当、通勤弁当など、誰もがなじみあるお弁当。とはいえ、仕事に家事、育児にと忙しい毎日では、とにかく手間がなく簡単に作りたいというのが一番ですよね。たまには凝ったものもよいですが、お弁当は特別なものではなく、日常の食事の延長。いわば「モバイルな食卓」なのです。家庭の味を外で味わえるだけでなく、家の空気まで詰まっています。この本では、日々の生活で欠かせないお弁当について、新たなヒントを探ります。
PART1はお弁当の基本。幕の内弁当や松花堂弁当などの日本や世界のお弁当の紹介に始まり、普段はあまり意識されない「お弁当箱」について、素材の違いやサイズなどを紹介し、ユニークなお弁当箱を開発しているメーカさんへ取材。おかずカップなど、お弁当周りのグッズや縁の下の力持ち「冷凍食品」、子どもの食生活で意識したい「補食」、注意が必要な衛生についても掲載。鉄道旅に欠かせない駅弁、老舗弁当屋さんやお弁当箱などを扱うショップ、「のり弁」、歴史など、幅広いテーマを取り上げます。岡根谷実里さん、宮聡子先生、オーエスケー、工房アイザワ、サブヒロモリ、サーモス、JR東日本クロスステーション フーズカンパニー、シービージャパン、象印、東洋アルミエコープロダクツ、中川政七商店、日本橋弁松総本店、ハンズ、丸美屋食品工業、三好製作所などなど、様々な方にお話を伺いました。
PART2は昔のお弁当を再現した図鑑です。大正時代の1916年、昭和時代の1934年(戦前)と1951年(戦後)に刊行されたお弁当レシピ本を元に、当時どんなお弁当を作り食べていたのか、写真とともにまとめました。懐かしかったり意外とハイカラだったり、今も定番のお弁当メニューがあったりと、お弁当ライフに多くのヒントを与えてくれます。PART3では、現代のお弁当作りに生かせるアイデアを、お弁当コンサルタントの著者ならではの視点で紹介。お弁当とは何か、実際に作りやすいお弁当のアイデアレシピあり、食文化を知る読み物あり。お弁当を作って食べるのがより楽しくなる、まさに「お弁当大全」ともいえる1冊です。
〈著者紹介〉
野上優佳子(のがみ・ゆかこ)
料理家、弁当コンサルタント。ライターを経て、株式会社ホオバル設立。新聞や雑誌、TV、ラジオ、講演やワークショップなどで活動中。『学童弁当』(小学館)『楽しく作って毎日おいしい こどものおべんとう』など、著書多数。お弁当関連の商品開発やアドバイザーなども行う。35年以上お弁当を作り続け、400個以上のお弁当箱を使用した経験に基づき、日々仕事をしながらお弁当を作り続ける母としての目線から実用性と汎用性の高いレシピと洞察が好評を博している。Instagram:@yukakonogamis
PART1 お弁当の基本
PART2 知って楽しい懐かしのお弁当図鑑
PART3 無理なし手間なしお弁当アイデア