翔泳社(出版社) , Lawrence Lessig(著) , 山形浩生(訳) , Penguin Group(USA)(原出版社) , 守岡桜(訳)
コピーコントロールCD(CCCD)や、Winny開発者逮捕など、日本でも「インターネット+新しい技術+法」の側面で話題が沸騰している。本書は、アメリカでの著作権にまつわる主張や訴訟沙汰に見られる多くの極端さや、文化保護に貢献するとは思えない事例を取り上げ、「歴史上、文化の発展をこれほど少数の人々がここまでコントロールする法的権利を持っていたことは未だかつてないのだ」と警鐘をならす。そして、常識的におかしいことがおかしいとして否定されるような現状の問題を再構築しなくてはならない。著作権分野で、それが可能なことがいくつかある。著者自身の著作権延長違憲裁判の解説や、裁判後の動き、憲法に対する思いをつまびらかにし、その解決の糸口になる具体的手段として、登録制・更新制を採用した著作権制度改定や、クリエイティブ・コモンズという新しい概念を提案する。
日本語版への序文
序
はじめに
海賊行為
第1章 クリエータ
第2章 ただの猿まね屋
第3章 カタログ
第4章 「海賊たち」
第5章 「海賊行為」
財産
第6章 創設者たち
第7章 記録者たち
第8章 変換者たち
第9章 コレクターたち
第10章 「財産」
謎
第11章 キメラ
第12章 害
バランス
第13章 エルドレッド
第14章 エルドレッドII
結論
あとがき
隗より始めよ
そして次には本丸を
謝辞
訳者あとがき
注