本書は、全体で2部13章に分かれており、各章の順を追って学習を進めていくチュートリアル形式になっています。各章それぞれのテーマに沿って組版システム「LaTeX2ε」を使い方、およびその仕組みについて丁寧に解説していきます。また、各章には、解説・出力例・演習問題のコーナーがあり、より理解を深めることができるように工夫されています。
第 I 部 LATEXによる文書作成の基本
第1章 LATEXによる文書作成の概要
1.1 TEX、LATEXとは何か
1.2 LATEXによる文書作成の仕組み
1.3 エラー・警告が生じた場合への対処
まとめ
演習
第2章 LATEX文書の基本
2.1 LATEX文書の枠組とコマンド
2.2 文書クラス
2.3 LATEX文書の本文の書き方
まとめ
演習
第3章 文字列の記述・装飾
3.1 特殊文字の出力法・文字の装飾
3.2 書体・文字サイズ・文字色の変更
まとめ
演習
第4章 文書の構造
4.1 文書の論理構造
4.2 文書の視覚的構成
4.3 箇条書き
4.4 脚注・傍注
まとめ
演習
第5章 表の作成
5.1 表作成の基本
5.2 様々な表
5.3 表作成の応用
5.4 図表の配置
まとめ
演習
第6章 図の取り扱い
6.1 graphicxパッケージ
6.2 LATEXでの描画
6.3 画像中の文字列
演習
まとめ
第7章 大規模な文書の作成
7.1 相互参照
7.2 目次の生成
7.3 参考文献リストの作成
7.4 索引の作成
7.5 ページレイアウト・多段組
7.6 ソースファイルの分割
まとめ
演習
第8章 数式の記述
8.1 数式の基本
8.2 各種の数式用記号
8.3 数式での文字の装飾・数式のスタイル
8.4 行列
8.5 ディスプレイ数式
まとめ
演習
第 II 部 LATEXプログラミング入門
第9章 簡単なマクロ・環境の定義
9.1 LATEXでのプログラミングに向けての準備
9.2 LATEXの枠内でのマクロの定義・再定義
9.3 LATEXの枠内での環境の定義・再定義
9.4 デバッグ作業の基本
まとめ
演習
第10章 マクロ定義の基本
10.1 TEX文書における個々の文字の役割
10.2 TEX自身の機能によるマクロ定義の基本
10.3 マクロ定義の有効範囲・展開順序の変更
10.4 複雑なマクロ
まとめ
演習
第11章 制御構造
11.1 条件処理の基本
11.2 文字・コマンドの比較
11.3 整数・寸法の比較
11.4 ボックスの内容に関する条件処理
11.5 処理状況に関する条件処理
11.6 多肢分岐
11.7 後続の文字の検査
11.8 ループ処理
まとめ
演習
第12章 基本的なデータ型
12.1 TEXでの「変数」
12.2 整数
12.3 LATEXのカウンタ
12.4 寸法・グルー・数式グルー
12.5 ボックス
12.6 トークンリスト
まとめ
演習
第13章 ケーススタディ
13.1 本章で取り上げる題材について
13.2 ╲@startsectionの定義
13.3 番号付きの見出しの場合
13.4 番号なしの見出しの場合
13.5 後処理
演習問題解答・解説
参考文献
明るいくよくよ人 さん
2014-06-10
LaTeXを、徹底的に使いこもうと思っている人向けです。困った時に、ぱらぱらとめくるととても役にたつことが書いてあります。しかし、それ以外には、分厚すぎて開かない(苦笑)