実学志向で名高い慶應大学商学部・経済学部の小論文入試は、「文章読解力」「長文や資料を要約して表現する力」「論理的思考力」「経済学的センス」を問う骨太な内容で、ビジネスの基礎力を鍛えるには格好の材料です。数多くの教え子を合格に導いてきたカリスマ予備校講師が最難関の入試問題を分かりやすく解説します!
(本書に登場する過去問の一例)
第1章 非論理的な話し方から卒業するには?
第2章 「大人の意見」が言えるための経済学的思考
第3章 教養としてのグローバル化入門
第4章 他者の成功体験からいかに学ぶか
第5章 武器としての確率と統計
第6章 ゲーム理論を制する者は競争を制する
第7章 社会全体を幸せにするコースの定理
第8章 行動経済学で「非合理的」な人間を理解する
第9章 企業の社会的責任をロジカルに考える
第10章 インセンティブはやる気を引き出す魔法の鍵?
第11章 能力給導入で全てがうまくまわるのか
yukiko-i さん
2016-10-29
小論文といっても、本書で紹介されているような文章がどれだけ書けるだろうか。子どもたちは、〜と思う。といった根拠のない主観的な文章を書く傾向がある。文章指導のあり方について考えさせられた。
はづきち さん
2017-06-30
ロジカルシンキングを用いながら慶応商学部の小論文問題を考えようという本。なるほど、ロジカルシンキングとはこういうことなのね、と少しわかった気がしました。 が、とにかく誤植が多い…。せっかく自力で考えようとしているのに意気を削がれてしまいます。HPにも完全な訂正は載っていないし。生徒にはオススメしにくいです。
はるわか さん
2014-10-21
[文章読解の仕方]①エピソードのみに反応しない②論理的にまとめられた部分に注目する③キーワードを抽出する④対比に注意する⑤論理の流れをつかむ、[小論文と試したい能力の関係]①対話能力(設問文が問題提起している問題を論じる)②問題発見能力(自分なりの主題を設定する)③論証力(考察+根拠→主張)④実証力(具体的素材→考察)○課題文が提示するキーワードを使う、課題文の主張を検証する、[非論理的とは]①コンテクストへの依存(内輪の論理は通用しない)②はぐらかし③部分と全体のすり替え④言葉の意味のすり替え