プログラミングにおいて、アルゴリズムは欠かせません。
それは「Hello World」から昨今のAIやIoTに代表される機械学習や
ディープラーニングに至るまで変わりません。プログラミングとは、
裏を返せば、アルゴリズムをいかにして見通しよく実装するかにあるからです。
けれども、アルゴリズムの学習というと、七面倒臭い理屈の山と数式の谷間で
迷子になるのが、これまでの一般的な在り方でした。
そこで本書は、イラストを多用し、デファクトと言われるアルゴリズムが
なぜデファクトなのか。けれども場合によってはデファクトたりえないのは
なぜなのか。その差を分ける基準は何なのかを平易に解説してくれます。
アルゴリズムと聞くとアレルギー反応をおこす方でも、安心して
その奥深い世界の扉から漏れてくる、豊かさの一端に触れることが出来るはずです。
【目次】
第1章 あれもこれもアルゴリズム
第2章 並べたり差し込んだり選んだり:ソート
第3章 同じ手順で何度でも:再帰
第4章 ちっちゃくしてから考えよう:クイックソート
第5章 関連付ければ話も早い:ハッシュテーブル
第6章 グラフを作れば見えてくる:幅優先探索
第7章 本からピアノへ物々交換大作戦:ダイクストラ法
第8章 問題は続くよどこまでも:貪欲法
第9章 ドロボーは計画的に:動的計画法
第10章 分類したら予測して:k近傍法
第11章 この先にはなにがあるの?
第12章 答え合わせ
【著者紹介】
Aditya Bhargava(アディティア・バーガバ)
シカゴ大学でコンピューターサイエンスの修士号を取得したAditya Bhargavaは、
ハンドメイド商品のオンラインショップ、etsy.comのソフトウェアエンジニアです。
masabi さん
2018-05-13
【概要】10のアルゴリズムをイラストを交えながら説明する。【感想】平易な語り口とイラストで読者の理解を導こうとする。アルゴリズムを勉強するうえで最初の一冊にはぴったりだ。
QUANON さん
2017-03-24
以前「アルゴリズムを学ぼう」という書籍を読んで、難解さに挫折した。それ以来アルゴリズムの学習を、必要に駆られながらも避けてきた。この本は Kindle で偶然出会ったんだけど、内容がすごく平易で、加えてかわいらしいイラストとユーモアたっぷりの語り口調にすぐに魅了された。おかげでアルゴリズム嫌いを克服できたどころか、その魅力に取り憑かれた。アルゴリズムに対する思いを変えてくれたすばらしい本!楽しくアルゴリズムを学びたいプログラマには全力でおすすめしたい一冊!
jiroukaja さん
2017-02-23
こういう本がもっと出ればいいかな。アプリのアルゴリズム図鑑みたいなのと併用するとわかりやすいと思う。