ビジネスマンにとって、「数字を見る力」は必要不可欠のスキルです。その一方で、「数字を見るのが苦手」と感じている人は少なくないようです。世の中には「ビジネス数字の見方」を指南した本が数多く存在しますが、一向に「数字が苦手」という人が減らないのは、それらの本の内容が、「普段の実務」に即した内容になっていないからでしょう。
そこで本書では、「正しい数字の見方・接し方」や「上手な数字の取り扱い方」を指南するとともに、実務に即した「EXCELの活用法」までを徹底解説しました。「数字が苦手」と感じている方はもちろん、「数字を扱ううえで役立つEXCEL操作を知りたい」という方、新入社員、新たにエリアマネージャや部・課長に就任した方などに、ぜひお勧めしたい1冊です。
なお、本書内のケーススタディに登場するEXCELファイルはWebからダウンロード可能です。
二階堂聖 さん
2017-05-30
ビジネスで数字にどう向き合うかという本。Excelはただのツールでどう使うか以前に何をしたいのか明らかにするのが重要だという著者、言葉通り本書はいわゆる小手先のExcelスキルは解説しておらず、Excel操作に関しては浅い。が、そもそも数字感覚を身につける事が必要で、その感覚を鍛えるのにExcelは使えるよということ。目的がしっかりしていて非常にわかりやすくまとまっている本。『とにかく簡単に、シンプルに、最低限の知識で、ビジネスに活かせる数字を作れるようになること、が本書の主眼です』
はるびー さん
2016-05-25
エクセルの使い方、というよりも「なぜエクセルを使うのか」についての理解が深まる一冊。素早く正確に複雑な計算を行い、その結果を成果に結びつけるための最強のツールであることを、まざまざと実感します。
Fuyuki Kawasaki さん
2016-12-31
最強になれるかはともかく、仕事で役に立つ数字の整理の仕方と、その為のExcelの使い方が書かれた本。前半部分は、Excel云々抜きに、A店とB店の売上を分かりやすく比較するには、8月の売上の落ち込みの分析の仕方等等、初歩であるが基本的な数字の考え方を中心に構成されていて、分かりやすかった。後半のExcelの使い方も、特殊な関数を利用しなくても、簡潔に数字を整理できるという点に力点を置いていて好感が持てた。社会人10年目とかExcelはバリバリですって人には向かないかもだけど、読みやすくて良い本です。