Javaによる業務システム開発向けの標準仕様であるJava EE。本書は、フレームワークとしての基盤機能が一層充実したJava EE 7の基本と実践的な開発方法を学ぶための書籍です。
Javaの基本文法を身につけた方を対象に、プレゼンテーション層の開発機能JSFやビジネスロジック層の開発機能CDI/EJB、データアクセス層の開発機能JPAなど、業務システム開発時に必要不可欠な機能群の使い方や活用方法を、具体的なサンプルを交えて詳しく解説します。Java EE 7で追加されたWebサービスやバッチ処理の機能についても解説。
これからJava EE開発を始める方、Java EEの機能をもっと使いこなしたい方など、業務システム開発に携わるJavaエンジニアにおすすめの一冊です。
Chapter 1 Java EEの基礎知識
1.1 Java EEのこれまで
1.2 Java EEの全体像
1.3 Java EEアプリケーション開発の基本
1.4 開発環境の準備
1.5 サンプルアプリケーションの概要
1.6 まとめ
Chapter 2 プレゼンテーション層の開発――JSFの基本
2.1 JSF概要
2.2 JSFの構成要素
2.3 JSFの画面遷移
2.4 JSFの内部処理
2.5 JSFの基本設定
2.6 フェースレットタグライブラリ
2.7 EL(Expression Language)
Chapter 3 プレゼンテーション層の開発――JSFの応用 その1
3.1 入力チェック
3.2 コンバータ
3.3 コンポーネントのカスタマイズ
3.4 フェースレットテンプレート
3.5 HTML5フレンドリマークアップ
3.6 Ajax
Chapter 4 プレゼンテーション層の開発――JSFの応用 その2
4.1 認証/認可
4.2 国際化
4.3 ブックマーカビリティ
4.4 フェーズリスナ
4.5 Java EE 7で導入されたJSFの機能
4.6 まとめ
Chapter 5 ビジネスロジック層の開発――CDIの利用
5.1 CDIとEJB
5.2 DI(Dependency Injection)
5.3 CDI
5.4 CDI基本編
5.5 CDI応用編
5.6 まとめ
Chapter 6 ビジネスロジック層の開発――EJBの利用
6.1 Enterprise Java Beans(EJB)
6.2 セッションビーン
6.3 メッセージドリブンビーン
6.4 タイマー
6.5 EJBの設計
6.6 EJBのテスト
6.7 まとめ
Chapter 7 データアクセス層の開発――JPAの基本
7.1 JPAの基礎知識
7.2 エンティティの基本
7.3 エンティティマネージャの基本
7.4 クエリAPI
7.5 JPQL
7.6 Criteria API
Chapter 8 データアクセス層の開発――JPAの応用
8.1 高度なエンティティの利用方法
8.2 ライフサイクルコールバック
8.3 エンティティクラスとテーブル構造
8.4 トランザクション
8.5 キャッシュ
8.6 永続化ユニット
8.7 環境構築手順
8.8 アプリケーション開発手順
8.9 まとめ
Chapter 9 RESTful Webサービスの開発
9.1 Webサービスの基礎
9.2 JAX-RSの基本
9.3 RESTful Webサービス作成のための事前準備
9.4 RESTサービスクラス(サーバー側)の作成
9.5 HTTPメソッドに応じた処理
9.6 RESTクライアントクラス(クライアント側)の作成
9.7 メッセージフィルタクラス
9.8 まとめ
Chapter10 バッチアプリケーションの開発
10.1 jBatchの基本
10.2 jBatchの利用――基本編
10.3 jBatchの利用――応用編
10.4 ジョブの作成
10.5 ジョブのフロー制御
10.6 まとめ
benjoe さん
2016-10-16
JavaEE7の書籍だと「わかりやすいJavaEEウェブシステム入門」を先に読んだが、あちらはJAX-RSやJBatchについては触れていない為、こちらの方が扱っている範囲が広い。あちらは入門書、こちらはリファレンス向きかなと感じた。
ショウヤ さん
2016-07-02
Java EE7の概要を理解するのによい1冊。RESTful Webサービスの実装のためJAX-RSの章を中心に読んだが、わかりやすく解説されていた。サンプルが提供されているので、ソースコードを確認しながら読めるのがよい。
porin さん
2016-06-22
ざっくり読了。以下大いにためになりました。 - CDIとEJBの違い - インターセプターとデコレータの使い分け - JPAの各要素の位置付け