勝 純一(著)
「mbed(エンベッド)」はARM社が開発した小さなワンボードマイコンです。仕様がオープンになっているので、多種多様な互換ボードが各社から発売され、賑わいを見せています。
近年、フィジカルコンピューティングが注目されています。「IoT=モノのインターネット(サービスのモノ化)」が加速してきており、従来のWebではなし得なかったサービスが、実現できるようになってきました。そのIoTを実現するために必要なのが、フィジカルコンピューティングです。
なかでもワンボードマイコンによるフィジカルコンピューティングは、ハードウェア開発の経験が浅いソフトウェア開発者でも手を出しやすく、人気が集まっています。とくに本書が題材とするmbedでは開発環境がクラウド上に用意されており、自分でいろいろと揃えなくても済むため、お手軽にハードウェア開発を始められます。
本書では、mbedを利用したガジェットの作例を通じて電気/電子工作の基礎を学べるように解説しています。そのため、ハードウェア経験が浅いソフトウェア開発者でも無理なく学んでいけるでしょう。
フィジカルコンピューティングの最初の一歩として、オススメの一冊です。
CHAPTER01 mbedのきほん
CHAPTER02 mbedを動かしてみよう
CHAPTER03 温度計を作る
CHAPTER04 電光掲示板を作る
CHAPTER05 目覚まし時計を作る
CHAPTER06 ロボットを作る
APPENDIX 参考資料
MATSUDA, Shougo さん
2020-02-23
mbedの事を知っておかねばと購入。まずは作ろうという観点において、とても丁寧に記載してくれていると思います。