クラウド時代に入り、コンピュータシステムのサーバーの導入や
セッティングの状況が変わってきています。以前は手作業で進めてきた
サーバーの構築は、人が行う作業としては大規模かつ煩雑なものとなってきています。
Ansibleはこうしたサーバーの構築を自動化してくれるツールです。
サーバー構成を自動化してくれるツールは以前から注目されていましたが、
Ansibleはとくに“エージェントレス”という点に特長があります。
つまりサーバー側でとくに準備をしなくてもツールが利用でき、
ネットワークやソフトウェアをルールに従って自動でセッティングできます。
また、ほかのツールに比べて設定が単純で、使いこなしやすい点もAnsibleの特長です。
本書ではAnsibleを基礎から解説するだけではなく、より実践的に
AWS(Amazon Web Services)やMicrosoft Azureで利用する方法も見ていきます。
また、OpenStackやDockerといったシステム構築の新しい枠組みを
うまく利用する方法も解説します。
Tipsやテストなどの現場で役立つ情報を加えており、クラウド時代を生きる
サーバー/インフラエンジニアに必要とされる知識をまとめた一冊となっています。
やすお さん
2019-02-08
操作手順などが丁寧に書かれているので、実際に手を動かしている分には分かったつもりになれる。ただし、設定ファイルに記述する項目についてはそれほど丁寧ではないので、ちょっと違うことをしようとすると、結局は自分で調べなければならない。入門書としては使えるのだが、技術革新が速いITの分野では、本書のサンプルコードそのままだと最新バージョンのAnsibleだと推奨されないコードになっていたりするので、そこで躓く人が出てくるのではないだろうか。とはいえ、エラーを自力で解決することもスキルアップにつながる。
ますみ さん
2018-05-25
基本的な事を知ってるつもりだっけど実践をベースにtipsや定番の考え方が書かれていて知る事が多かった。またコンテナのプロビジョニングに手を広げつつある事も知れたのはよかった。
Pamyu さん
2020-01-11
パラパラと眺める程度で読んだ。実務で使ってればあまり新しい発見はないが、高速化のtipsなど細かい部分の知識補完はできた。