SQLの第一人者であるジョー・セルコの名著『プログラマのためのSQL(原題:Joe Celko's SQL for Smarties)』のスピンオフとして執筆された『Joe Celko's Trees and Hierarchies in SQL for Smarties, 2nd Edition』の日本語版です。本書では、現場で実務経験のあるエンジニアを対象として、リレーショナルデータベース(RDB)とSQLを使って木と階層構造を扱うための方法論と実践ノウハウを詳しく解説します。
SQLで木と階層構造を扱うには、そのベースとなる数学理論と、RDBでの具体的な実装方法をきちんと理解しなければなりません。本書では、RDBとSQLで木と階層構造を効率的に扱うにはどのようなデータモデルが最適であるか、さまざまなモデルを検討しながら習得していきます。単なるTips集ではなく、グラフ理論の背景にまで踏み込んで理解することで、高い応用力を身につけることが可能です。
翻訳と監修は『達人に学ぶSQL徹底指南書』『プログラマのためのSQL 第4版』でおなじみのミック氏が担当。日本語版では、巻末付録として、入れ子集合モデルについての理論的な参考情報や実用例の解説を追加(ミック氏執筆)。SQLを扱うエンジニア必携の一冊です。
mft さん
2020-10-18
木を入れ子集合とか区間とかで表す。SQLで整合性を保ちながら取り扱う。こわちかな世界
Q さん
2019-08-30
SQLの具体的なテクニックについて知りたい、と安易に考えて手にしてしまいました。ツリーをRDBテーブルを使って表現する時点でかなりの狂気を感じました。むしろ参照やポインタを使って実装するよりも不変条件が増えてしまっているのではないでしょうか。ツリーを辿る時にメリットはあるとはいえ本末転倒な印象を受けました。#SQLで何でもできる は #Excelで何でもできる や #シェル芸 に似ていて、当の本人には正しい使い方に感じられるけれど、僕のような外野には別の技術を使った方が良いのではと思わせてくれる本でした。