ダニエル・J・ベルマン(著) , 神林 靖(翻訳)
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数学を学ぶ・理解するにあたって、“証明”は避けて通れません。
絵描きが絵筆やペンの使い方を学ぶように、“証明の手法”に精通することが
ロジカルに思考することの基礎となります。
本書は永らく数学に関わってきた著者が、証明手法の習得と理解に苦労する
学生たちを指導する中で蓄積した、さまざまな「数学を(そして証明方法を)理解」
するためのノウハウを、数学者ならではの簡潔かつ漏れのない論理構成で提示してくれる、
“ロジカルな思考”に必要となる基本的な読む・書く技術を伝授する書籍です。
最初の2つの章では、基本的な集合論からスタートし、数学ならではの
記号の意味やその扱い方を解説します。その後、数学上のジャンルを行き来しながら、
いかにして論理を積み重ねていくか、また、積み重ねる際に使用するガイドライン
(論法)を紹介してゆきます。
クイズやパズルなどの数学本とは異なり、エンターテイメント性は低いのですが、
タイトルにある通り、理解するだけではなく、提示されたノウハウを使用して、
推論(あるいは直感)の正当性・妥当性を正しく導けるようになれる1冊です。
この本は論理と証明に興味がある人、とくにコンピューター科学者、哲学者、
言語学者、そしてもちろん数学者に役に立つでしょう。