本書は「データをデータベースから取ってくる」操作に特化した、SQLの解説書です。
ビジネスにおいて「データ活用」はますます重要になっています。
いまや、SQLはデータを扱うすべての人にとって身につけておきたい、
基本スキルとなりました。
ただ、欲しいデータを取ってくるのにSQLのすべてを知る必要はありません。
本書は、データベースエンジニアではないけれど、「自分の思う通りに
データを取ってきたい」という方にお勧めの1冊です。
無償のMySQL Community Editionを使って解説しているので、
本書とパソコン、インターネット環境さえあれば、すぐに学習を始めることができます。
第1章~第8章の章末には「練習問題」を用意しています。学んだ内容が身についた
かを、その場で確認しながら読み進めてください。
【こんな方にお勧めします】
・データ分析を始めたばかりの方
・分析力をアップしたいマーケター
・フロントエンドエンジニアやWebデザイナー
・表計算ソフトでのデータの抽出・分析に限界を感じている方
【目次】
第0章 使えるデータベースを用意しよう
第1章 SQLでデータをとってこよう
第2章 〇〇なデータをとってこよう
第3章 〇〇で△△なデータをとってこよう
第4章 データをまとめてみよう
第5章 レコードを並び替えてとってこよう
第6章 データを編集しよう
第7章 SELECTの中でSELECTを実行してみよう
第8章 テーブルをくっつけてみよう
「データベースの専門家ではないし、専門家になるつもりもないけれど、データベースを使わないといけない用事ができてしまった……」。本書は、そんな方達のためのSQLの入門書です。データベースの設計をしたり、データを管理したりする必要はなく、「自分でデータをとってきたい」という方にぴったりの内容です。
データを参照するだけなら、SQLを身につけるのはそう難しくありません。MySQL Community Editionをインストール、学習用のデータベースを用意して、実際にSQLを書きながら習得していきましょう。
本書のコンセプトは「見るだけでSQL がある程度わかる」です。マンガや図解イラスト、構文や例文をチラッと見れば、実際にSQL文を書いてデータベースから欲しいデータを自由にとってこられるようになります。
少し複雑なSQL文は、引き出しやイラストを使って説明しています。テキストが並んでいるだけではわかりにくい例文や構文も、行っている処理をイメージできると理解しやすくなります。
第0章 使えるデータベースを用意しよう
01 MySQLのインストール
02 MySQL Workbenchの使い方
03 学習用テーブルについて
第1章 SQLでデータをとってこよう
01 データベースとSQLってなんだろう?
02 データベースにアクセスしよう
03 SELECT文でデータをとってこよう
04 カラム名を別の名前にしてとってこよう
練習問題
第2章 〇〇なデータをとってこよう
01 〇〇というレコードだけとってこよう
02 データベースのデータは種類がいっぱい
03 文字列の扱いを知っておこう
練習問題
第3章 〇〇で△△なデータをとってこよう
01 複数の条件をくっつけよう
02 よく使う条件の組み合わせ
03 演算子には優先順位がある
練習問題
第4章 データをまとめてみよう
01 関数を使って集計しよう
02 データをグループ化しよう
03 グループに条件をつけよう
練習問題
第5章 レコードを並び替えてとってこよう
01 レコードを並び替えよう
02 ORDER BY句の注意点
03 レコードを〇行とってこよう
練習問題
第6章 データを編集しよう
01 CASEで場合分けをしよう
02 IFで場合分けをしよう
03 NULLの対応はどうする?
04 データの型を変換してみよう
練習問題
第7章 SELECTの中でSELECTを実行しよう
01 複数のSELECT文を1回で実行しよう
02 結果が複数になる副問い合わせ
03 相関副問い合わせ
練習問題
第8章 テーブルをくっつけよう
01 テーブルを縦にくっつけよう
02 テーブルを横にくっつけよう
03 テーブルを横にくっつける方法をもっと詳しく
練習問題