発達特性を持つ多くの方は
就職活動や転職活動にやりづらさを感じています。
「突発的に行動して準備が追い付かないほど応募をしてしまった」
「気づいたら締め切り日が過ぎていた」
「何度もやっても、面接の会話が噛み合わない」
「提出日までに書類をそろえられない」
こうした失敗が続くうち、
どうして自分はこんなことができないんだろう
と悩みを抱えてしまうのです。
しかし、そんなときに思い出してほしいのが
発達特性には苦手だけではなく「得意」があるということ。
苦手への対策さえ考えられれば、
その得意を活かして就職活動を有利に進めることだってできます。
本書では、就職活動や転職活動に悩む発達特性を持つ方のために、
苦手をカバーしながら得意を活かして
就職活動を進めるコツ(就活ハック)を紹介しています。
【本書の特徴】
◎一般雇用での就職を目指す方に役立つ内容
◎選択肢が広がるように、障害者雇用についても解説
◎図表が多く、文字を読むのが苦手な方でも分かりやすい
◎発達特性による苦手への対策や、得意の活かし方が分かる
◎実用的なダウンロード特典が盛りだくさん
発達障害の特性に心当たりがある/これから就職活動や転職活動をはじめる/一般雇用での就職を目指す/発達障害の特性の得意を活かしたい/発達障害の特性の苦手への対策をしたい
ASD、ADHD、SLD、その他の発達障害の特徴を解説しています。
得意を知り、自己分析や会社選びに活かします。
苦手を知ることは、対策を考えたり、ミスマッチを防いだりするのに役立ちます。
項目ごとに気を付けたいポイントを紹介しています。
印象アップにつながる身だしなみや環境設定の方法を解説しています。
就職活動や転職活動の悩み事を相談できる機関を紹介しています。
第1章 まず知っておきたい発達特性のお話
「ASDかも?」という人の傾向は
「ADHDかも?」と言う人の傾向は
「SLDかも?」という人の傾向は
そのほかの発達特性や傾向のお話
ロールモデルを見つけよう
第2章 就職活動を始める前に
就職活動/転職活動の全体の流れを知っておこう
就職活動をする前に知っておきたいこと(学生編)
転職活動をする前に知っておきたいこと(社会人編)
効率のいいスケジュールを立て、管理する方法とは?
就職活動とお金
同じ会社で長く働き続けるためには?
第3章 強みを知って具体化してみよう
自分の強みを知ろう
自分の強みが見つからないときは?
苦手を得意に置き換えてみる
興味・関心と得意は違うもの
発達特性を踏まえた得意と苦手
自分に向いている仕事の見つけ方
体調管理と日常生活の大切さ
第4章 発達特性を知って苦手とうまくつきあう
自分のことを客観的に見られない
苦手に向き合うのがうまくいかない
こだわりがあって、物事がうまく進められない
人とコミュニケーションをとることが苦手
いつも落ち着かず、忘れ物やケアレスミスが多い
思いつきで行動してしまう
慣れない環境になじめず、パニックを起こしてしまう
インターンシップに参加する意義
第5章 企業を調べてエントリーしよう
業種研究・職種研究の進め方
働きたい企業や組織を選ぶ考え方
並行して複数企業に応募するか考える
企業への応募ルートの選び方
エントリーシートを書いてみよう
履歴書の書き方 基本のルール
職務経歴書の書き方 基本のルール (社会人編)
自己PR文を書こうと思っても、自分のいいところが見つからない
履歴書のための印象のよい写真の撮り方は?
就職活動の新トレンド
第6章 身だしなみとマナーについて知ろう
スーツ・小物はこうやって選ぼう
身だしなみはどう整えればいい?
基本のメイクを覚えよう
メールをやり取りする際のマナーとは?
メールでのコミュニケーションの取り方が難しい
電話をかける際のマナーとは?
オンライン面接の身だしなみ
身だしなみとマナーのあるある
第7章 面接でとまどわないために
面接に向かう前の心構え
面接の前にチェックしておくこと
基本的な面接の流れをおさえておこう
面接で気をつけた方が良い仕草や癖
自己紹介のマナーを知っておこう
面接における自己PR
面接でよく聞かれる質問
質問されたとき、とまどってしまったら
企業への質問、どんなことを聞けばいい?
オンラインでの面接対策
グループディスカッション対策
第8章 就職活動をもっと効率よく進めよう
就職活動に集中できていないと感じたら
就活セミナーをうまく活用しよう
就職活動の振り返り方
選考に落ちてしまったら?
遠方への移動で気をつけること
第9章 さまざまな人に伴走してもらおう
周囲にサポートしてもらうための心がまえ
就労支援に関わるさまざまな支援機関
サポートしてくれる人や支援機関の探し方
もしも仕事を辞めてしまったら
第10章 障害者雇用という道がある(配慮を受けながら働きたい方向け)
障害者雇用について知っておこう
障害者雇用の現状
障害者雇用と一般雇用の違いを理解しておこう
障害者雇用における就職活動の進め方
障害者手帳の取り方
ハローワークの活用方法
「障害特性」について伝える
企業で受けられる合理的配慮とは
第11章 就職活動を成功させたあなたへ
内定をもらえたらどうすればいいか
社会人としてのスタートを切る前に
長く働き続けるために
*+:。.もも.。:+* さん
2021-03-29
ちょっとしたコツでと謳っているが特別な内容は無かった。藁をも掴む心情の人には助けにならないんじゃないかなぁ。理想論ばっかりな印象。
ブルーツ・リー さん
2021-04-09
発達障害がある人向けの就活指南書。一般の就活の本に比べ、初歩的な内容が多いが、しかし、それでも発達障害の人の中でも、グレーゾーンあたりの人では無いと、この内容を的確かつ柔軟に取り入れるのは難しいのではないかと感じた。 また、入社するまでの方法を教科書的に教えられても、問題は、入社後。 新しい業務に就いたり、予想外の出来事が起こるのは、仕事をしていれば避けられず、発達の人が対応できるのだろうか。 合理的配慮に関しても、発達障害を特別扱いしない。という会社がまだまだ多く、一般就労への垣根は、未だに高い。
必殺!パート仕事人 さん
2021-03-11
苦手を強みに変換した例:仕事を一人でかかえこみやすい→最後までやり遂げる責任感を持っている。なるほど。体調管理と日常の生活の大切さを述べているのはさすが。就活にあたって実家でサポートを受けるなど。苦手と対策はセットで考える。忘れ物やケアレスミスにはルールを作って対応。 複数企業に応募するのはデメリットもあるんだな。特にマルチタスクが苦手は人は注意、と。