【Gitについて】
多くのエンジニアの方が利用している高機能で便利なバージョン管理システムです。
【本書の特徴】
Gitの操作方法と仕組みについて、実際に手を動かしながら学べる書籍です。
特に、以下の内容について、丁寧に解説しています。
・基本的な機能(コミット、チェックアウト、履歴を見るなど)
・ブランチを扱う機能、マージの仕方
・簡単なタグの使い方
・リモートリポジトリの使い方
・共用リポジトリを使った共同開発の基礎
【読者対象】
Gitの操作に慣れていないエンジニア
【本書のゴール】
バージョン管理ができるようになる
【著者プロフィール】
冨永 和人(とみなが・かずと)
1966年生まれ。
1994年東京工業大学理工学研究科情報工学専攻博士課程単位取得退学。
1996年同専攻より博士(工学)の学位を取得。
東京工科大学工学部情報工学科講師、同助教授、米国イリノイ大学アーバナ=シャンペーン校コンピュータサイエンス学科客員研究員、
東京工科大学コンピュータサイエンス学部准教授などを経て、2012年4月に独立。現在、和(かのう)情報網 代表。博士(工学)。
主な著著(共著)に、
『図解コンピュータ概論 ソフトウェア・通信ネットワーク』(オーム社)、
『組込みユーザのための アセンブリ/C言語読本』(オーム社)、
『例解UNIX/Linux プログラミング教室』(オーム社)、
『C言語プログラミング基本例題88+88』(コロナ社)、
がある。
細かくトピックに分けて、ていねいに解説。1つ1つ習得していくことで、Gitの基本が確実に身につきます。
文章だけでは理解しにくい事柄は図で説明します。具体的にイメージできるので、頭にスッと入ってきます。
各トピックごとに演習問題を用意。実際に手を動かして学べます。 ※各演習の解答は翔泳社のサイトよりダウンロードできます。
Chapter 1 Gitの基本
01 Gitによるバージョン管理
Chapter 2 基本的な操作
01 Gitを使い始める
02 バージョン管理を始める
03 ファイルやディレクトリを管理下に入れる
04 現在の状態を1つのコミットとしてリポジトリに入れる
05 履歴を見る
06 ファイルをさらに追加する
07 どのファイルを新たにステージしたかを見る
08 自分が何を変えたかを見る
09 履歴の中での違いを見る
10 あるコミットで何をしたかを見る
11 一度ステージした内容を変える
12 ステージの内容を見る
13 ステージしたことをなかったことにする
14 ステージした後の変更をなしにする
15 ファイル名を変える
16 ファイルを管理下から外す
17 昔のファイルをリポジトリから取り出す
18 作業ツリーの内容をHEADの状態にする
19 最近の履歴をなかったものにする
20 直近のコミットをやり直す
21 Gitにファイルを無視させる
22 まとめ
Chapter 3 ブランチを使う
01 ブランチとは
02 ブランチを作る
03 ブランチを伸ばす
04 ブランチを切り替える
05 ブランチの状況を見る
06 他のブランチの変更を取り込む
07 コンフリクトを扱う
08 ブランチの先端を移動する
09 ブランチを削除する
10 コミットをリポジトリから取り出す
11 早送りマージ
Chapter 4 タグを使う
01 タグとは
02 軽量タグをつける
03 注釈つきタグをつける
04 タグのついたコミットを取り出す
05 タグを削除する
06 タグを引数として使う
Chapter 5 リモートリポジトリを使う
01 リモートリポジトリ
02 リポジトリを置くサーバを用意する
03 リモートリポジトリを準備する
04 リモートリポジトリを上流リポジトリとする
05 履歴をリモートに送る
06 リモートリポジトリの状態を知る
07 リモートブランチの状態を知る
08 リモートリポジトリを手元にコピーする
09 リモートの更新を取得する
10 リモートの更新をローカルブランチに反映する
11 リモートの更新でローカルブランチを直接更新する
12 リモートブランチとローカルブランチを対応づける
13 複数人で共同開発をする
Chapter6 履歴を操作する
01 差分を適用する
02 以前にコミットした変更を打ち消す
03 履歴をつまみ食いする
04 ブランチの根元を移す
05 共同開発でリベースを使う
とみぃ さん
2022-02-11
★★★☆☆ ネットで調べながら使っていたGitですが、体系的に仕組みや使い方について情報整理する目的で購入。内容は、共有リポジトリを使った共同開発の基礎まで、実際に動かしながら学べるように工夫されていて良かったです。