安田 祐輔(著)
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大人になってから発達障害の症状に
悩む人が増加しています。
ここ10年で「発達障害」の知名度が
飛躍的に上がったことで、
「もしかして自分も…」と成人になってから
気づく人が増えたのが最大の要因と思われます。
その中でも、LD(学習障害)や
ディスレクシア(読み書きの困難)という言葉があるように、
学習に困難を抱えている人は多いです。
これは、発達障害の人たちが苦手とする集中して授業を聞く、
きちんと計画を立てるなどといった要素が
勉強には付随することも関連しています。
また、発達障害という言葉が
広く知られるようになったのも比較的最近のため、
子どもの頃に学習トレーニングを受けずに大人になってしまい、
今でも悩みを抱えている人は多いです。
本書では、そうした状況に悩む人のために、
スケジュールの立て方や講義の受け方、
自習の仕方や試験本番の対処法など
日頃の勉強法を改善できるポイントを
具体的に解説します。
本書で紹介する解決法は、
デジタルを使ったやり方や、
100円ショップのアイテムで実践できる内容など、
ちょっとした工夫で実践できるアイデアばかりです。
【本書の特長】
・発達障害の特徴に苦しむ人が勉強しやすくなるためのアイデアを紹介する本
・発達障害の特徴をカバーするアイデアが満載で、勉強の悩みが解消できる
・発達障害あるあるの悩み→その原因→具体的な解決アイデアの手順で解説
・便利なアプリやサービス・グッズの紹介など、解決方法に多くのページを割いている
【本書の構成】
第1章 予定通りにできないのを何とかしたい
第2章 勉強する気が起きないのを何とかしたい
第3章 上手に講義を受けられないのを何とかしたい
第4章 自習ができないのを何とかしたい
第5章 試験本番の不安をなくしたい
発達障害の方が勉強をする際に直面するさまざまな悩みの事例を挙げます。
どのような原因で事例のような特性が出るかを、医学的にアプローチします。
学習時の悩みに対応するために編み出した解決法を紹介します。
発達障害支援の場で生み出されたやり方を丁寧に説明します。
第1章 予定通りにできないのを何とかしたい
スケジュールが立てられない
予定にない科目をやりたくなってしまう
予想外のことが発生し、スケジュールが遂行できない
たくさんの情報に惑わされてしまう
何から手をつけていいかわからない
第2章 勉強する気が起きないのを何とかしたい
得意分野ばかりやってしまう
不得意分野になると頭に入ってこない
コツコツと学習を進めることができない
夜寝つけないため、寝不足で頭が働かない
朝勉強しようとしても、起きることができない
第3章 上手に講義を受けられないのを何とかしたい
講師が話している内容が理解できない
長時間座っていることができない
講義を聴きながら、黒板の内容をノートに取ることができない
講師に質問できない
オンライン授業(講義)に集中して取り組むことができない
第4章 自習ができないのを何とかしたい
学んだことをうまくノートに整理できない
勉強に集中できない(視覚編)
勉強に集中できない(聴覚編)
勉強に集中できない(ADHD編)
勉強中、ついスマートフォンを見てしまう
気づいたら休憩時間を多く取ってしまっている
集中するまでの時間が長く、隙間時間の活用もできない
参考書をたくさん買いすぎてしまう
完璧主義のため、なかなか問題集が進まない
自宅で学習できない
第5章 試験本番の不安をなくしたい
提出書類の締め切りが守れない
大事な試験に忘れ物をしてしまう
試験中、気づかない間に寝てしまう
試験会場まで迷ってしまって、たどり着けない
ケアレスミスがなくならない
口述試験に受からない
おのちん さん
2022-01-23
★★★★☆:大人のために書かれた一冊。著者の実体験から書かれているので実践向きな内容が多く、直ぐに試すことが出来るのが良いと思う。
Gloria さん
2021-12-29
発達障害に限らず普遍的なTips集。特にマイルストーンは小さめに設定、完璧主義は捨てざっとでいいからとにかく一回やって方針立てる進め方などは自分自身仕事を始めてからできるようになったことかもしれない。学生時代(中学生とか)から、根性論でなくこういう仕組み化の思考を持てていたらな、とちょっとほろ苦かった。
nadami30 さん
2022-01-04
試験日から逆算して必要勉強時間を棚卸ししてからバッファを持たせたスケジュールを組む、という王道の設計に対象者がつまづかないよう随所の工夫が並ぶ一冊。 効率化学習を助けるツールが紹介されていて助かる。 発達障がい者が迷う曖昧な表現はほとんどなく、どれもが具体的に記載されている。 toggleやfocus to do、Evernoteなどの初期チュートリアルまで枚挙に暇がない。 集中力を保つ対処法、転ばぬ先の杖のように、対象者を試験合格に導く知恵が張り巡らされている。 もっと早くこの本に出会いたかった。