令和3年度介護報酬改定において
全介護事業所に経過措置期間付きで
BCP策定が義務付けられました。
2024(令和6)年度から完全義務となります。
◆本書内容◆
いつ起きるかわからない自然災害や感染症に備えて
事前に準備しておくべきことや、職員研修・訓練等、
BCP作成に必要な要素を盛り込みました。
自然災害BCPの章では、
厚生労働省が提供しているひな形に記入例を入れたものを
サンプルとして掲載しているため、
実用的な内容になっています。
また、感染症BCPの章では、
「訪問系・入所系・通所系」など、
サービス形態に合った作成のポイントを解説!
著書は介護職員に向けたセミナーを
全国各地で年250講演以上行っており、そのほとんどが満員御礼!
また、介護事業所に向けたBCPコンサルティングも行っており、
そこで得た現場の声や情報を反映した1冊となっております。
◆BCP(業務継続計画)とは?◆
BCPとは、自然災害や感染症によって
出勤する職員が不足する等の問題が発生しても、
介護サービスの提供が続けられるように、
事前に緊急時の対応や準備しておく内容をまとめた
計画書やマニュアルのことをいいます。
●第1章:業務継続計画(BCP)とは何か
・令和3年度介護報酬改定で義務化された
・介護事業でのBCPの重要性
・BCP作成に対する厚生労働省のフォロー
・中小企業庁の事業継続計画(BCP)との違い
・自然災害BCPと感染症BCP、感染症対策指針
・事業継続マネジメント(BCM)
・義務化された研修と訓練
・BCPのメリット…(1)人材育成
・BCPのメリット…(2)業務改善
・被災時のメンタルケアとセルフケア
・(コラム)コロナ禍を経て二極化する介護事業
●第2章:BCPの作成手順を知ろう
・BCPの作成には全職員を巻き込む
・BCP委員会を設ける
・BCPは完成しない
・研修と訓練を通してBCPを見直す
・地域にコミットメントする
・(コラム)現場職員と言葉のキャッチボールをしよう
●第3章:自然災害BCPを作ろう
・基本方針と推進体制を決めよう
・ハザードマップを入手しよう
・ハザードマップから見えるリスク…(1)地震
・ハザードマップから見えるリスク…(2)浸水
・ハザードマップから見えるリスク…(3)その他
・優先する事業、業務を決めよう
・研修・訓練の実施、BCPの研修・見直し
・建物・設備の安全対策を見直そう
・今後予想される大地震に備える
・通信障害、システム障害を想定しよう
・トイレ、汚物対策を想定しよう
・非常食等の備蓄を考えよう
・緊急時の職員の管理について検討する
・復旧に向けた対応について考える
・資金手当てを想定しよう
・BCPの発動基準、行動基準を考えよう
・被災時の対応体制を考えよう
・利用者、職員の安否確認と参集基準
・地域との連携を考えよう
・固有事項を考える…(1)通所サービス
・固有事項を考える…(2)訪問サービス
・固有事項を考える…(3)居宅介護支援サービス
・被災事例を研究しよう
・複合災害への対策を考える
・(コラム)会議をスムーズに進める進行役
●第4章:感染症BCPを作ろう