プログラミングをしている人であれば、誰しもこんな場面を経験したことはないでしょうか?
「コードがエラーで動かない!」
「エラーの原因がどこにあるのかわからない!」
「何をどうやっても不具合が解決できない!」
どんなにキャリアを積んだプログラマーでも、プログラムのエラーや不具合を完璧に防ぐのは難しいものです。そのため「エラーや不具合の原因をすばやく見つける技術」は、プログラミングをする上で欠かせないスキルの1つです。
本書は、そんな「コードが動かない!」という状況でどのように対処したらよいのか、エラーや不具合との上手な付き合いかたを、新人プログラマー向けにやさしく解説する入門書です。
・エラーメッセージの読みかた
・不具合の原因を見つけるデバッグのやりかた
・そもそも不具合を起こしにくいコードの書きかた
など、プログラミングをする上でおさえておきたい知識と技術を、具体的なコードを例にわかりやすく解説しています。
開発現場の新人はもちろん、デバッグをきちんと学んだことがない中堅の人、さらには「エラーが怖くてプログラミングが楽しくない……」という初心者まで、動かないコードと日々格闘しているあらゆるプログラマーにおすすめの一冊です。
【目次】
●第1章 エラーはどうして怖いのか?
・エラーを読んでみよう
・エラーを読まなくなってしまう理由
・エラーに向き合う心構え
●第2章 エラーの上手な読みかた
・エラーの構成要素を知ろう
・エラーの種類を知ろう
●第3章 不具合の原因を効率的に見つけるには?
・デバッグとは?
・プリントデバッグをやってみよう
・二分探索で効率的に探そう ほか
●第4章 ツールを活用してデバッグを楽にしよう
・デバッガは強力なツール
・ブレークポイントを使ってみよう
・いろいろなステップ実行 ほか
●第5章 どうしても解決できないときは?
・プログラマーのための情報収集テクニック
・エラーが見つからないときは?
・不具合が再現できないときは? ほか
●第6章 デバッグしやすいコードを書こう
・再代入は控えよう
・スコープは可能な限り狭めよう
・単一責任の原則を知ろう ほか
プログラムを完成して動かすまでの過程は、必ずしも順調に進むものではありません。時には、コードを書いている時間よりも、エラーの対応に頭を悩ませている時間のほうが長いことさえあります。意図したように「コードが動かない」という状況で、上手な対応ができるかどうかは、プログラマーとしての生産性や仕事の達成度を大きく左右します。(中略)
本書で身につけた知識や技術を駆使すれば、不具合の対処がスムーズにできるようになり、きっとプログラミング自体がもっと楽しくなることでしょう。
●第1章 エラーはどうして怖いのか?
1-1 エラーを読んでみよう
1-2 エラーを読まなくなってしまう理由
1-3 エラーに向き合う心構え
●第2章 エラーの上手な読みかた
2-1 エラーの構成要素を知ろう
2-2 エラーの種類を知ろう
●第3章 不具合の原因を効率的に見つけるには?
3-1 デバッグとは?
3-2 プリントデバッグをやってみよう
3-3 二分探索で効率的に探そう
3-4 最小限のコードでデバッグしてみよう
3-5 デバッグをすばやく進めるための考え方
●第4章 ツールを活用してデバッグを楽にしよう
4-1 デバッガは強力なツール
4-2 ブレークポイントを使ってみよう
4-3 いろいろなステップ実行
4-4 条件つきブレークポイント
4-5 変数を監視してみよう
●第5章 どうしても解決できないときは?
5-1 プログラマーのための情報収集テクニック
5-2 エラーが見つからないときは?
5-3 不具合が再現できないときは?
5-4 本番環境のエラー収集方法
●第6章 デバッグしやすいコードを書こう
6-1 再代入は控えよう
6-2 スコープは可能な限り狭めよう
6-3 単一責任の原則を知ろう
6-4 純粋関数を利用しよう
6-5 型を意識してコードを書こう
6-6 デバッグを助けるテストコード