▼文章力、センスゼロでも!
本書は、広告営業の仕事をしているごく普通の会社員、斎藤さんが、突然ウォーターサーバーのコピーを書くことになったという物語を通して、キャッチコピーの書き方を学べる本です。文章力ゼロ、センスもないという彼がどうやってコピーを書くチカラを身に着けていくのか、果たしてクライアントにOKがもらえるコピーが書けるのか、お楽しみください。各章の終わりには、応用できる重要ポイントがまとめてありますので、そこだけ読んでも学びがあります。
▼伝わる言葉を書くために
SNS、広告、チラシ、ポスターなどで、私たちは日々キャッチコピー、セールスコピーを目にして、「これ良さそう、欲しい」「おもしろそう、もっと読んでみたい」と心を動かされています。そんなコピーを作るのは、今や広告会社のコピーライターだけの仕事ではありません。営業、企画、製造、経営などさまざまな仕事の現場で、別にコピーの勉強をしたことがないのに「伝わる言葉」を作らなくてはいけなくなってどうやったらいいんだ、と頭を悩ませることも。主人公の失敗や奮闘ぶりに共感しつつ、キャッチコピーの作り方がわかり、そういう角度から考えればいいんだ!というヒントが得られるストーリーになっています。
▼キャッチコピーを学ぶ新しい入門書
著者は、数々の広告賞受賞経験がある気鋭のコピーライター、長井謙さん。「コピーをやさしく学ぶためにはどこから始めると良いか」「コピーにおいて一番大切なことは何か」といった基本をラクに理解してもらうためにどうすればよいかをとことん考え、読みやすく頭に入ってきやすいストーリーの形にまとめました。飽きずに読み進められて、いつの間にかコピーの書き方が身につく新しい入門書です。
▼目次(抜粋)
そうだ、AIにやってもらおう/頭を絞る前に絞るべきこと/身近なエピソードがカギ/「そのとき」を思い浮かべる/捨てるべきはプライド/オノマトペを活かす/ことわざだって使い方次第/困ったときの擬人法/価値を抽象化する/使ってみないと始まらない/リアリティある言葉/ストーリーのある言葉/続きが気になる表現/何かにたとえて表現/商品の裏側にあったストーリー/作るのではなく「引き出す」/そっち目線、こっち目線/つい口に出た感嘆詞/だれかの背中をそっと押す
▼著者について
長井 謙(ことばやさん)
新聞社でコンテンツ制作、広告制作、記事配信の経験を経て、フリーライターとして独立。「ことばやさん」の代表。商品の魅力を分かりやすく1行で伝えるキャッチコピーを得意とし、記事見出しやホームページ、商品パッケージや店舗看板など様々な媒体でコピーライティングの実績あり。宣伝会議賞やコピーコンテストにおいて多数の受賞経験がある。
CHAPTER1 そうだ、AIにやってもらおう
CHAPTER2 キャッチコピーって、どう書くんですか?
CHAPTER3 頭を絞る前に絞るべきこととは?
CHAPTER4 身近なエピソードがカギになる?
CHAPTER5 「そのとき」を思い浮かべてみる
CHAPTER6 捨てるべきはプライド
CHAPTER7 オノマトペを活かしてみる
CHAPTER8 ことわざだって使い方次第
CHAPTER9 困ったときの擬人法
CHAPTER10 価値を抽象化すると視野が広がる
CHAPTER11 エモいコピーって、なんだ?
CHAPTER12 使ってみないと始まらない
CHAPTER13 人と人をつなげるストーリーのある言葉とは
CHAPTER14 続きが気になってしまう表現を使う
CHAPTER15 何かにたとえて表現してみる
CHAPTER16 商品の裏側にあったストーリー
CHAPTER17 作るのではなく、「引き出す」
CHAPTER18 そっち目線、こっち目線
CHAPTER19 つい口に出る感嘆詞で目を引く
CHAPTER20 だれかの背中をそっと押す言葉