アプリケーションはデータベース管理システム(DBMS)を介して、データベースを操作します。そのために使われるのがSQLです。SQLは、各種実行環境、プログラミング言語から共通の手順でデータベースを操作する言語です。本書では、Oracle9i以降で対応したSQL3の「INNER、JOIN、OUTER JOIN、CROSS JOIN命令、EXISTS演算子、ANY演算子…」などの項目について具体的な説明と使用例を追加しています。各章ごとにまとめと練習問題を添え、本格的な実務アプリケーション開発に必要なSQLの知識を効率的に学べるよう構成しています。
OracleとMicrosoft SQL Serverに対応。
(「はじめに」、「改訂版にあたって」より)
第1章 SQLとは何か?
1.1 データベースの基礎
1.2 サンプルデータベース
1.3 SQLの基礎
1.4 SQL構文
この章の復習
練習問題
第2章 データを取り出す―SELECT文の基本
2.1 データ取り出しの基本
2.2 条件に合致した行だけを取り出す
2.3 検索結果を並べ替える
2.4 WHERE句とORDER BY句の組み合わせ
2.5 SELECT文の働き
この章の復習
練習問題
第3章 高度な条件指定―WHERE句と演算子
3.1 比較演算子
3.2 論理演算子
3.3 そのほかの演算子
この章の復習
練習問題
第4章 データを集計する―グループ化と集計
4.1 GROUP BY句
4.2 HAVING句
4.3 各種グループ関数
この章の復習
練習問題
第5章 データを作成する
5.1 データの挿入
5.2 INSERT文にSELECT文を併用する
この章の復習
練習問題
第6章 データを書き換える
6.1 データの変更
6.2 UPDATE文にSELECT文を併用する
この章の復習
練習問題
第7章 データを削除する
7.1 行の削除
7.2 DELETE文にSELECT文を併用する
7.3 TRUNCATE TABLE文による特殊な削除
この章の復習
練習問題
第8章 トランザクション
8.1 トランザクションとは
8.2 トランザクションの開始・確定・取消
この章の復習
練習問題
第9章 テーブルの関連付け
9.1 テーブルを関連付ける
9.2 等価結合と外部結合
9.3 テーブルを連結する
9.4 副問い合わせ
この章の復習
練習問題
第10章 データを加工する―SQL関数
10.1 日付関数
10.2 変換関数
10.3 数値関数
10.4 文字関数
10.5 その他の関数
この章の復習
第11章 データベースを構築するには
11.1 SQL文の種類
11.2 データ定義文
11.3 テーブルを作る
11.4 テーブル定義を変更するには
11.5 テーブルを削除する
11.6 ビューを操作する
11.7 インデックスを操作する
この章の復習
練習問題
付録 A SQLリファレンス
A.1 データ操作文(DML文)
A.2 データ制御文(DCL文)
A.3 データ定義文(DDL文)
A.4 関数
付録 B SQLチューニング
B.1 SQLチューニングの基本
B.2 高速化のテクニック―ストアドプロシージャ
付録 C 練習問題解答例