本書は、第一種電気工事士[筆記試験]の試験対策書です。受験指導者として高い人気と実績を誇る著者が試験内容を徹底的に分析し、出題頻度が高く、得点しやすいテーマばかりを集めて丁寧に解説しています。合格基準の目安60点+αの得点を目標に、勉強時間がなかなか取れない忙しい社会人の方でもこの1冊で筆記試験の一発クリアを目指せます。
第1章 高圧引込線の施設と受電設備の規定
1.1 高圧引込線の施設
1.2 高圧地中電線路
1.3 根入れ、支線、接地線
1.4 高圧架空引込線と高圧屋側電線路、高圧屋上電線路の施設
1.5 高圧受電設備の形式と施設の規定
1.6 高圧線と建造物等の離隔距離および併架と供架
第2章 高圧受電設備の結線図と機器の概要
2.1 高圧受電設備(CB形)の結線図
2.2 G付PAS(GR付PAS)
2.3 電力量の計量、開閉器と避雷器、電圧・電流を測定する機器
2.4 1φT、3φT、SR、SCなどの負荷設備とその開閉設備
2.5 PF・S形受電設備
2.6 受電設備の接地工事
第3章 高圧配線材料と高圧受電設備を構成する機器
3.1 高圧配線材料
3.2 G付PASやUGS
3.3 高圧開閉器
3.4 高圧限流ヒューズ
3.5 高圧の負荷設備機器と避雷器
3.6 高圧計器用変成器
3.7 保護継電器
3.8 受電設備に用いる計器
3.9 測定器と試験装置
3.10 電気工事用工具
第4章 自家用電気工作物の検査法、試験と計測
4.1 接地工事と接地抵抗の測定
4.2 絶縁抵抗値と絶縁抵抗の測定
4.3 絶縁耐力試験
4.4 保護継電器試験
4.5 電気計器の種類と接続
4.6 電力と電力量の測定
第5章 保安に関する法令
5.1 電気事業法
5.2 電気工事士法、電気工事業法
5.3 電気用品安全法
第6章 電動機制御(シーケンス制御)
6.1 シーケンス制御用機器
6.2 シーケンス制御の基本回路
6.3 電動機の制御用機器と制御回路
6.4 練習問題
第7章 低圧の電気工事
7.1 低圧絶縁電線の許容電流と種類
7.2 低圧配線器具
7.3 屋内配線の設計
7.4 電線の接続
7.5 低圧屋内配線の施設場所による工事の種類と制限
7.6 ケーブル工事と金属管工事
7.7 合成樹脂管工事
7.8 アクセスフロアの配線、平形保護層工事
7.9 金属線ぴ、ダクトなどの工事
7.10 低圧架空引込、屋外配線、小勢力回路、各種工事の支持点間距離のまとめ
第8章 電気機器、応用、発電、送配電、変電設備
8.1 変圧器
8.2 変圧器の短絡インピーダンス
8.3 変圧器の結線方式
8.4 変圧器の損失、効率
8.5 三相誘導電動機
8.6 三相誘導電動機の始動法
8.7 同期機
8.8 整流回路と波形
8.9 絶縁材料
8.10 蓄電池
8.11 照明の計算
8.12 光源の種類と蛍光ランプの始動方式
8.13 電熱、電気加熱
8.14 電動力応用
8.15 水力発電
8.16 汽力発電などの火力発電
8.17 太陽光発電、風力発電、燃料電池発電
8.18 送電・配電設備と変電所設備
8.19 電線のたるみ、支線の張力
8.20 遮断機の遮断容量と短絡容量
8.21 力率改善
8.22 需要率、負荷率、不等率
第9章 電気の関する基礎理論
9.1 オームの法則、2抵抗の合成抵抗、2抵抗の分圧・分流の公式
9.2 導体の抵抗
9.3 キルヒホッフの法則、ブリッジ回路
9.4 電力と電力量、熱量
9.5 静電容量とコンデンサの接続
9.6 電流の磁気作用
9.7 交流の基礎
9.8 交流の基本回路とオームの法則
9.9 R-L-C直列回路の計算
9.10 R-L-C並列回路の計算
9.11 皮相電力、有効電力、無効電力
9.12 三相交流
9.13 過渡現象
第10章 配電理論
10.1 配電方式と対地電圧
10.2 配電線の電圧降下
10.3 単相3線式配電線路の電流と電圧降下
10.4 配電線路の電力損失