本書はWebアプリケーション開発で、
人気を博しているReactについて解説した書籍です。
ReactはFacebookがリリースしたJavaScriptのライブラリで、
Webアプリケーションをネイティブアプリケーションのように、
動作させるために開発されました。
本書は、以下のような構成となっています。
第1章:Reactを扱うために重要な概念となるRedux・Fluxの解説をします。
第2章:create-react-appを使ったインストール方法を解説しReactを導入します。
第3章:Reactで使用するJSXの文法を紹介します。
第4章:Reactの基本となるコンポーネント指向について解説します。
第5章:アプリケーションの状態を管理します。
第6章:画面遷移についてrouterを学びます。
第7章:middlewareを実装していきます。
第8章:SPAでは必須の非同期処理について解説します。
第9章:UIについて学び、アニメーションを実装していきます。
第10章:より実践的なアプリケーションを作成し、開発の流れを学びます。
第11章:Webアプリケーション開発に必須のテストについて解説します。
第12章:開発したアプリケーションを公開できるようにデブロイについて学びます。
第13章:よりよいアプリケーションにするためにサーバサイドレンダリングについて解説します。
インストールの解説から、
チュートリアルを通したコードの説明など、
Reactを用いた開発がはじめての方でも
安心して入門することができます。
また情報が少ないテストやデプロイ、
またUI/UXの適切な設定など実際の開発の現場で、
役立つ事柄についても詳しく説明しています。
これから迅速なWebアプリケーションを作成する必要がある方や、
最新のフロントエンドの事情をくわしく知りたい方におすすめの一冊です。
【本書の特長】
●Reactの基本から応用まで実践的に学べる
●Reactを扱うための概念や手法を学べる
●UI/UX・テスト・デプロイなど本格的にReactを学べる
1章 React・Reduxとは?
1.1 Reactとは?
1.2 Fluxとは?
1.3 Reduxとは?
2章 create-react-appで開発をはじめよう
2.1 create-react-appとは?
2.2 アプリケーションの作成
3章 JSX
3.1 JSXとは?
3.2 Babelを使ってJSXをJavaScriptに変換する
4章 Reactコンポーネント
4.1 Reactコンポーネントとは?
4.2 stateとイベントハンドリング
4.3 ライフサイクル
5章 Reduxでアプリケーションの状態を管理しよう
5.1 Reduxでアプリケーションの状態を管理する
5.2 react-redux
6章 ルーティングを実装しよう
6.1 ルーティングとは
7章 ReduxMiddleware
7.1 ReduxMiddlewareとは?
7.2 Actionのログを表示するReduxMiddlewareを作る
7.3 ミドルウェアのサンプル
8章 Reduxの非同期処理
8.1 非同期処理の基礎
8.2 thunkミドルウェアの便利な使い方
9章 UIをきれいにしよう
9.1 UIライブラリ
9.2 アニメーションを実装する
10章 より実践的なアプリケーションを作ろう
10.1 アプリケーション作成の準備
10.2 アプリケーションを作ろう
11章 アプリケーションのテストを書こう
11.1 テストライブラリ(テストフレームワーク)
11.2 React・Reduxアプリケーションのテスト
12章 作ったアプリケーションを公開しよう
12.1 アプリケーションを公開する
12.2 Firebaseについて
13章 サーバサイドレンダリング
13.1 サーバサイドレンダリングとは?
13.2 Reactv16以降のサーバサイドレンダリング
sakakendo さん
2019-08-01
reactを使ったアプリケーションの作り方からredux,routing,ui,testなどに関して網羅されててとりあえずアプリを作るための勉強になったと思う。認証に関しての記述がなかったのでそこは別途勉強する必要がありそう。またroutingで使われていたreact-router-reduxが非推奨になっているところで詰まった。そうは言っても内容は濃くていい本だった。個人的には好み https://hackmd.io/@PbNTn26kRum94ZoIp5_AkA/SJHTGZ17S
ひよこ さん
2020-01-04
Test, UI Component など網羅的に説明されていた。ライブラリのバージョンなど、現時点でも写経できる内容だった。redux のあたりは、初学者である自分には難しいと感じることもあった。
Kouichi Ume さん
2018-12-19
また読みなおしていて、 やっぱり、この本がreduxまで含めて201812月段階では、実際に手を動かせるし、日本語の本では一番詳しい気がします。 僕は、サーバ側バックエンドもやるので、CORSとかの話題について通信側がもう少しあっても良いような気がしましたが、主目的から外れてしまうし、難易度高い本は、う売れないだろうし、なかなか難しいと思いました。 今回は、不満点もあげてしまいましたが、全体でも、この本は素晴らしいと思います。こういった難しいけれど重要なところを扱ってくれてありがとう