インフラ基礎知識+インフラ環境構築 入門書の決定版!
本書は、コンテナ技術を使ったアプリケーション実行環境プラットフォームである「Docker」を使ってインフラを構築するための入門書として好評を博した前著の改訂版です。
特にオンプレミスサーバ(物理環境)での構築経験がない、アプリケーションエンジニアを対象に、OSやネットワーク技術などのインフラの基礎概念を図解しながら、Docker/Kubernetesを使ったインフラ構築/運用の流れと手順を解説します。
第2版では、Dockerの新機能/コマンドに対応したほか、マルチホスト環境での実行環境構築やクラウドを使った実行環境構築/運用管理など、よりプログラマが注力すべき部分について丁寧に解説しています。
■第1部■導入編
第1章 押さえておきたいシステムとインフラの基礎知識
1.1 システム基盤の基礎知識
1.2 ハードウェアとネットワークの基礎知識
1.3 OS(Linux)の基礎知識
1.4 ミドルウェアの基礎知識
1.5 インフラ構成管理の基礎知識
第2章 コンテナ技術とDockerの概要
2.1 コンテナ技術の概要
2.2 Dockerの概要
2.3 Dockerの機能
2.4 Dockerが動く仕組み
■第2部■基本編
第3章 Dockerのインストールとチュートリアル
3.1 Dockerのインストールと動作確認
3.2 Webサーバを動かしてみよう
第4章 Dockerコマンド
4.1 Dockerイメージの操作
4.2 Dockerコンテナの生成/起動/停止
4.3 Dockerコンテナのネットワーク
4.4 稼働しているDockerコンテナの操作
4.5 Dockerイメージの作成
第5章 Dockerfileを使ったコードによるサーバ構築
5.1 Dockerfileによる構成管理
5.2 Dockerfileのビルドとイメージレイヤー
5.3 マルチステージビルドによるアプリケーション開発
5.4 コマンド/デーモンの実行
5.5 環境/ネットワークの設定
5.6 ファイルの設定
第6章 Dockerイメージの公開
6.1 Dockerイメージの自動生成/公開
6.2 Docker Registryを使ったプライベートレジストリ構築
6.3 クラウドサービスを使ったプライベートレジストリ構築
■第3部■実行環境構築編
第7章 複数コンテナの運用管理
7.1 複数コンテナ管理の概要
7.2 Webアプリケーションをローカルで動かしてみよう
7.3 Docker Composeによる複数コンテナの構成管理
7.4 Docker Composeによる複数コンテナ運用
第8章 マルチホスト環境でのDocker実行環境構築
8.1 マルチホスト環境でのコンテナ管理の概要
8.2 Webアプリケーションをサービス公開してみよう
8.3 Docker Machineによる実行環境構築
第9章 クラウドを使ったDocker実行環境構築
9.1 クラウド環境でのDockerオーケストレーション
9.2 Kubernetesの概要
9.3 GCPを使ったDockerアプリケーション開発
9.4 GCPを使ったDockerアプリケーション実行環境構築
第10章 クラウドを使ったDocker実行環境の運用管理
10.1 システム運用の基礎知識
10.2 GKEを使ったDocker実行環境の運用
付録 Google Cloud Platformの使い方
A.1 アカウント登録
A.2 プロジェクトの作成と削除
A.3 Cloud Consoleの使い方
A.4 Cloud Shellの使い方
A.5 Cloud SDKのインストール
感想・レビュー
ワークステーション時代のUNIX使いにとっては、パッケージ管理システムでも驚きだったのに、プロセス・エミュレーターで、クラスタ構築まで自動化出来るとは。感覚としては、コンテナで実現されたイメージ自体が、そのPCのアプリとして扱えるような感じ。モダンな手法で、インフラの運用形態の基礎を勉強するにも、ちょうどよい良書。
★★★☆☆ 実際にDockerを使う場面では役に立ちそうな情報が書いてありそう。Dockerを使っていない今の自分にとってはどうにも興味が深まらず流しめで。
Dockerは使う必要があるが、こういう仮想化技術って重くないのかなぁと気になっていた。そもそもコンテナ技術についてきちんと理解していなかったので、オーケストレーションとは、とかサーバ仮想化技術とコンテナとの違いなど図解と共に解説されていてありがたかった。サーバ仮想化では仮想化環境にOSが乗るので重いがコンテナはそうじゃないから軽量ということかな。図書館の本で後半飛ばし読みなので必要性が上がってきたらまたちゃんと読みたい。